生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。

 

悩みは、時間が経つことで自然に解消するケースもありますが、多くの場合は最終的にはなんらかの「行動」を自ら起こすことが必要です。

 

しかし、頭ではわかっていても、精神的な面で不安や恐怖があり、行動を起こせないから悩み、苦しんでいると思います。

 

あるいは、行動を起こしたことで、さらに傷ついてしまい、悩みや不安を強化させてしまうこともあり,

時にはトラウマになってしまうこともあります。

 

このように、心理的な面での準備が整っていない段階で無理に行動すると逆効果になることもあります。

 

ということで、カウンセラーとしては、特に不安や恐怖を伴う課題では、慎重な心理的準備が重要であると考えます。

 

そして、行動目標の立て方も大事です。

行動を起こすことが不安に感じられるときは、「小さく・具体的な」行動目標を立てることが大切です。

たとえば、

- 「今の自分にできそうなこと」を選ぶ

- 「5分以内でできるくらいの行動」から始める

- 結果ではなく「行動自体」を目標にする

- うまくできなくてもOKとする(練習のつもりで)

 

【例】
- ×『毎日ランニングする』

 → ○『今日は家の周りを5分歩く』
- ×『SNSをやめる』 

→ ○『寝る前にスマホを10分置いてみる』

-

カウンセリングでは、心理面の準備としては、

行動を始める前に、自分の気持ちや状態を確認するためのワークをします。

 

たとえば、

■ 今の気持ちを言葉にしてみる(不安、緊張、楽しみなど)

■ 不安に感じていることは何ですか?

■ それに対して、どんな準備やサポートがあれば安心できそうですか?

■ 以前に乗り越えた経験や、自分ができたことを思い出してみましょう

■ 今回チャレンジしてみたい「小さな行動」は何ですか?

■ 実行後、自分にどんな言葉をかけてあげたいですか?

というように、感情と向き合うことをします。

 

行動を起こすことは大事ですが、その前に現時点での心の整理をすることがより大事です。

 

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