生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
「他人の目ばかり気にしていたら生きづらくなるよ」
「もっと自分軸で生きようよ」
そんな言葉を聞いたこと、ありませんか?
でも・・・・
私には時々こう感じられることがあります。
「他人の目を気にしない生き方したいけど、それができないから辛いし、できない自分が嫌になるんだよ」
「自分軸を意識しすぎるあまり、逆に苦しくなることがあるんだよ」
「自分の気持ちを最優先しなきゃ」と思えば思うほど、他人と関わるのが難しく感じたり、孤独になったり。
周りに合わせようとする自分が「ダメな自分」のように思えてしまったりもして——。
そもそも、「自分軸」ってなんだ?
ネットにこのような説明がありました。
・「自分軸」とは、自分自身の判断基準や価値観に基づいて意思決定を行う考え方です。
・「他人軸」とは、他人の期待や評価を基準にして意思決定を行う考え方です。
・他人軸で生きていると、自分らしさを失い、本来の可能性を十分に発揮できなくなってしまいます。
だそうです。
「自分軸」っていう言い方が個人的に好きじゃないので、定義は「自分が大切にしている価値観」と言い換えたほうが私はスッキリします。だから、私の定義では、「他人軸」は他人が大切にしている価値観ですから、それも尊重したいですね。
「自分軸」と「他人軸」は、どちらか一方を選ぶものではなく、どちらも大切にしていいものなんだって思います。
「私はこうしたい。でも、相手の気持ちも考えてみよう」
「自分の価値観を軸にしつつ、他の考えにも耳を傾けてみよう」
そんなふうに、「自分も、他人も大切にする生き方」が、結果的にいちばん自分らしくいられると思います。
でも、
自分軸に偏ると…
→ 周囲との関係がうまくいかなくなることも。孤立感を感じることもあります。
他人軸に偏ると…
→ 自分の気持ちが置き去りになり、生きづらさを感じやすくなります。
大切なのは、「自分の価値観を大切にしながらも、他者とのつながりや関係性も大事にする」——そのバランスが大事かなと思います。
自分の内面と向き合い、自分の声に耳を傾けながらも、他者の声にも開かれている。
その柔軟さこそが、本当の意味での“生きやすさ”を育むのではないでしょうか。
まあ、個人的には、別に「自分軸」なんてあってもなくてもいいんじゃないかなと思いますね。
ただ、あなたが「大切にしたいことは、優先して大切にしてほしい」と思います。