生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。

 

「うまく言えないんですけど・・・なんかモヤモヤするんです・・・」

 

電話相談では、このように話してこられる方が意外と結構います。

 

「モヤモヤ」という心の状態です。が、相談者さんはうまく伝えられない感じです。

 

「『モヤモヤ』のところをもうちょっと具体的に教えていただけますか?たとえば、なにかきっかけがあったとか?誰かに対してとか?」と、相談者さんと少しずつ会話がはじまります。

 

「上司に注意されて理不尽でなんかイライラして」とか

「人生がうまくいかない気がして不安で・・」とか

「失恋して悲しいけど、悔しいみたいな気持ちもあって・・・」など、出来事や気持ちを話してくれます。

具体的に言葉にしてもらっていきます。

これが「言語化」の始まりですね。

 

最近、「言語化」というワードが入ったタイトルの本を多くみかけます。ということは、言語化できない人が多くなっているのかもしれません。あるいは、「言語化」の効果を知ってほしいのかもしれません。

 

カウンセリングにおいても、「言語化」はとても大事なことです。

でも、悩んだり、辛い思いをしているときは、頭の中がグルグルしたり、思考が停止してしまったりで、言葉にできないし、うまく伝えられない状態です。

そういう状態のときは、自分の気持ちや思いをうまく言葉にできないですよね。

 

ですが、カウンセラーと会話をすることで、自分自身の本当の思いや考えが言語化され、思考や気持ちが整理されていきます。

 

相談者さんの発した言葉に対して、カウンセラーがなにかアドバイスをすることはあまりありません。

 

あくまでも、相談者さん自身が、自分が発した言葉や声から、気づきがあるのです。

 

カウンセリングで「話してスッキリした」「気持ちが落ち着いた」などと言われます。

これも効果のひとつではありますが、それだけでしたら、愚痴を聞いてもらえる友人に話してもいいです。

 

カウンセリングでは、「言語化をすること」で相談者さん自身の「本当に大切にしていること」を知るきっかけにも繋がげていきます。

いわゆる「自己理解」です。

そして「悩み」や「モヤモヤ」が軽減する効果があります。

 

今日の記事は、この本を参考にしました。

 

こうやって頭のなかを言語化する。

このようなフレーズがありました。

「自分の声に耳をかたむける」

 

カウンセリングの効果は、頭の中が整理されると同時に自分の言葉を発することによって、自分自身で「気づき」があることです。

 

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