生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
カウンセリングは、相談者さんの心理的側面に焦点を当てるわけですが、それだけでは本質的な解決に至らない場合があります。
なぜなら、課題は相談者さんの内面だけでなく、家庭環境、職場環境、経済状況、社会状況など、外部環境によっても大きな影響を受けているケースもあるからです。
例えば、経済的困難や家庭内の問題、職場でのハラスメント、社会的孤立といった要因がストレスとなり、心理的負担を増加させているケースがあります。
このような場合、心理的なアプローチだけでなく、環境調整や福祉制度など「福祉的視点」を取り入れることで、支援が可能となります。
支援制度・サービスの活用、改善のための相談機関の紹介、家族や地域との連携を強化するサポートなどが考えられます。
心理的支援と福祉的支援を統合することで、相談者さんの生活全体の安定を図り、根本的な問題解決に向けた支援を行うことができます。
そのため、カウンセリングにおいても福祉的視点を取り入れることは非常に重要であり、相談者さんの生きやすい生活を実現するために欠かせないと考えます。