生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
うつ状態のときは、出来事や言葉に対しての見方・捉え方は、どうしても悲観的、否定的、ネガティブな考えや気持ちになってしまいます。
心理学用語で「リフレーミング」というスキルがあります。物事の見方(フレーム)を変えて、別の視点から捉え直すスキルです。
ここで、間違えないで頂きたいのは、前向きに考える「ポジティブ思考」とか「プラス思考」とは違います。
「ポジティブ思考」は単に「前向き」に捉えるのに対し、リフレーミングは「別の視点から意味を変える」ことが目的です。
「今の状態を否定せず、別の視点を示す」ことが重要です。
たとえば、「なにもやる気がおきない」という状態のときに、「できることがあるはずだ、頑張らないと」とポジティブ的に考えるのではなく、「何もできないんじゃなくて、今は『回復するための時間』を過ごしているのかもしれない。」というように、現状をを否定をせず、視点を変えた捉え方をします。
なかなか、自分でやるとのは難しいかもしれませんが、カウンセリングではこんな感じで相談者さんに問いかけます。
・「それだけ心と体が『今は休もう』と言っているのかもしれないですね。しっかり休むことも大事な時間ですよ」
・「何もできないんじゃなくて、今は『回復するための時間』を過ごしているんだと思いますよ」
ポイントは
【否定しない】 やる気が出ないことを「ダメなこと」と捉えず、回復の過程と見る。
【肯定する】 休むことにも意味があると捉える。
現実的には、うつ状態のときには捉え方を自分で考えるということは、難しいかもしれませんが「視点を変える」「捉え方を変える」というひとつの方法(セルフケア)として、知っておいても損はないかなと思います。
【お知らせ】
カウンセリングは現在準備中です。
3月20日からを予定しております。
その際は、ブログにてご案内致します。