生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。

 

今日は、今まで相談に来られた方のよくある相談パターンをご紹介致します。

 

悩みにはまると、考えは堂々巡りになったり、選択肢が考えられなくなったりするケースです。

 

これは、特定の人ということではなく、【悩みの状態になると人はひとりで考えると選択肢が1択になる】というパターンです。

 

「仕事が忙しく、1ヶ月に何十時間も残業をし、心身とも疲弊し、落ち込み、抑うつ気分になってしまい・・・

仕事も好きで人間関係も問題なかったけど、仕事を辞めようかな?」という相談。

 

うつ状態やうつ病を治すためには、今までと何かを変えないと、なかなかいい方向に向かいません。

変えることができるのは、「環境」と「自分の考えや行動」です。

 

「このまま、仕事を続けていたらどうなりそうですか?」と質問してみると、「身体が壊れると思います」とご自分では限界を感じているのは確かでした。

 

相談者さんは辞めるしかないと一択でしか考えられない状態でした。

 

「仕事は好きなんですよね?人間関係も悪くないですよね?仕事のやり方とかなにか改善策とかなさそうですか?」と職場の環境を変えることができないかと提案してみました。

(辞めることも環境を変えることですが)

 

「ん~、そういうことは考えられなくて・・・」

しばらく、考え込んでから「改善策はわからないけど、上司に自分の体調のことを話してみようと思います」

 

と、いうような展開になり次回のカウンセリングでは「その後上司に相談したら、体調のことを理解してくれて、それだけでも気持ちが楽になりました」とのことでした。

 

相談者さんに、「どうして上司に伝えようと思ったのですか?」と聞いてみました。

「改善策を上司に相談しようと考えていたら、改善策より、まずは自分の状態のことを伝えようと思った」そうです。

「考え」が変わったようです。

「もしかしたら、体調のことを知って欲しかったのかもしれません」とのことでした。

 

体調のことを理解してくれたことが、嬉しく、気持ちもだいぶ楽になったそうです。これは、とても大事なことです。

自分のことを理解してくれる人がいるということは、安心にも繋がります。

 

このようなパターンは、多いです。

要は、ひとりで考えていると視野も狭く、選択肢も1~2択しか考えつきません。

 

考え方も行動も、変えるきっかけは、人との会話です。

話すことで、自分の中で整理され、違った考えも浮かぶようになります。

相手はカウンセラーでなくてもいいです。

とにかく、ひとりで抱えないことが大事です。

 

悩みそのものはすぐに解決しなくても、人に悩みを理解してもらえることにより、気持ちが楽になります。

そこが改善に向かう第1歩だと思います。

 

【お知らせ】

   

カウンセリングは現在準備中です。

3月20日からを予定しております。

その際は、ブログにてご案内致します。 

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