生きづらさ、うつ改善カウンセラーの原 つよしです。
今日は「ひきこもりについて」です。
私は、コロナ禍の約3年間、児童相談所、精神保健福祉センター、役所の相談窓口等で相談員として様々な相談に対応してきました。
もちろん、「大人のひきこもり」に関する相談もありました。
「大人のひきこもり」に関しては、ご本人からの相談とご家族からの相談があり、割合的には電話の場合は、若干ご本人からの相談の方が多かったです。
面談での相談となると、「親亡きあと」の悩みでご家族からの相談がかなり多いです。
「ひきこもり」に関する相談に対応して、私がまず感じたのは、ご本人の困りごと(悩み)とご家族の困りごと(悩み)は、全く違うということでした。
特に親御さんの場合、お子さんの困りごとを理解していないというケースがあります。
でも、中には子どもの困りごとを理解しているつもりでいる親御さんもいますが、そこに大きなズレがあることに気づいていないことが多いです。
「子どものことは、親が一番わかっていますよ」という親御さんほど、相談員側としては「???」ですね。
いろいろな相談機関があり、その相談機関によって方針が様々かもしれません。
「就職すること」をゴールにする考え方の相談機関もありますが、私の方針は、ゴールは「就職すること」ではありません。
勿論、カウンセリングの結果として、そして本人の希望として「就職すること」ならいいのですが、ひとりひとり困りごとや悩みは違います。
そもそも「ゴール」を決めること自体に、私は違和感を感じます。カウンセリングをしながら、一緒に考えていくようにしたいと思います。
当然のことですが、ひとりひとり経緯や背景も環境も価値観も考えも違います。
私は、まずは、ご本人の考え方や価値観などを尊重したいと考えています。
そこが出発点でないと、前には進みません。
【お知らせ】
カウンセリングは現在準備中です。
3月20日からを予定しております。
その際は、ブログにてご案内致します。