生きづらさカウンセラーの原 つよしです。
今日は「孤独」についての記事です。
私はコロナ期から、行政機関の電話相談員をしています。「孤独」という言葉は、相談においてはキーワードのように思いました。
「孤独」というと「一人」というようなイメージですが、友人がいても家族がいても、「孤独感」を感じている人もいます。人が周りにいれば「孤独感がない」とは限りません。
カウンセリングにおいては「孤独」という状況と「孤独感」という感情を切り離して考えないと、誤った解釈をしてしまいます。
「孤独状態」にある人は、うつ状態や不安障害を抱えるリスクが孤独でない人に比べて、5倍程度に高まると言う調査結果があるようです。
一見「孤独」はネガティブなイメージですが、逆に人と関わることでストレスを感じたりする人にとっては、ひとりでいることが、居心地のいいと感じる人もいます。
コロナ禍の時に、相談者で「不謹慎なことかもしれませんが、コロナで人との接触をみんなが控えているので、コロナ禍の時の方が気持ちが落ち着いていた」という相談者さんもいました。
「孤独」な状況でも、「孤独感」を感じなければ、そういう状況・環境を大事にしていいと思います。
ただ、やはり社会や地域とはなんらかの形で繋がり、「孤立」しないようにすることも大事だと思います。