生きづらさカウンセラーの原 つよしです。  

 

ネットで調べると、「生きづらさ」と言う言葉は,1981年の日本精神神経学会総会で,地域で生活す る精神障害者の困難についての報告で用いられた(加 藤 1981)。とあります。

 

多分、この時代に使われていた「生きづらさ」と令和の時代に使われている「生きづらさ」の意味合いは変わってきているように思います。

 

また、人によっても「生きづらさ」の意味の捉え方は違います。私は相談員として10代から80代の方から様々な相談に対応してきましたが、50代以上の方からは、「キャッシュレスだー、ネットで申し込みしかできないとか、生きづらい世の中になった」と言う相談者さんがいま。このような場合の「生きづらさ」は「生活しづらい」という意味で使われています。

いわゆる生活環境が変わってきたことで「生活のしにくさ」を感じている場合の「生きづらさ」です。

 

しかし、10代~30代の方からの相談は、「ただ、漠然と辛さがある」「なんのために生きているのかわからない」「自分は価値がない」という精神的、心理的、内面的なことからくる「生きづらさ」です。

わかりやすくいえば「生きるのが辛い」という意味合いです。(勿論、高齢者でも「生きるのが辛い」という意味で使われている方もいますので誤解のないように)

 

また、貧困、差別、偏見、障がいなどが原因での「生きづらさ」もあります。

他にも、生活のしにくさが原因で、孤立し、生きることが辛くなってしまうケースもあります。

 

「生きづらさ」には様々な意味合いが含んでいて、心の奥の方に複雑に潜んでいて、「漠然と」としか表現できない人もいます。

このように様々な「生きづらさ」があり、それを周囲の人に理解してもらえないため、二重、三重に生きづらさを感じてしまいます。

 

まずは、辛さを話せる人、理解してくれる人がいると気持ちが和らぐと思います。

  

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