生きづらさ・うつカウンセラーの原 つよしです。
アドラー心理学の基本的な考え方に、「目的論」というのがあります。
簡単にいうと、「人間の行動には、なんらかの目的がある。ただし、行動の目的は無意識的なものであることが多い」という考え方です。(アドラー心理学教科書より抜粋)
他人と関わる中で、人それぞれの対応の仕方があります。
たとえば、苦手な人とはちょっと距離をおくような対処(行動)をする人がいます。
この対処法(行動)は、アドラー心理学の目的論でいうと、その人と関わりたくないという目的、さらにいえば、関わるとイヤな想いをするとか対立しそうだからそういう状況から回避するという目的があります。
この対処法で問題がなければ、それでいいのですが、うつになりやすい人や生きづらさを感じる人は、このような対処(行動)をしたあとに、不安な気持ち、罪悪感、気分の落ち込みをしてしまいがちなタイプの方もいます。
対処した結果として、いい結果になればいいのですが、必ずしもいい結果にならない人もいます。
でも、目的のために起こした行動は、最終的には「自分を守るため」という目的にいきつくと思います。
多少不安な気持ち、罪悪感、気分の落ち込みがあったとしても、「自分を守ったんだ」と自分に言い聞かせて、自分を癒やすようにしてください。