生きづらさ・うつカウンセラーの原 つよしです。
私は、コロナ禍の時期、いくつかの行政機関の電話相談員の仕事をしていました。
現在も、ある公的機関で相談員をしています。
様々な年代の方から、いろいろな悩みや困りごとの相談に対応しています。
「生きづらさ」は、その人の性格的なことや特性や障害・疾病などが「生きづらさ」に繋がっているケースもあります。
「気にしすぎ」とか「こだわりすぎ」などと捉えて「あなたの考え方をかえましょう」的なアドバイスをし、個人の問題として捉えてしまうカウンセラーや相談員もいます。
確かに偏った思考に気づき、変えることも「生きづらさ」の軽減に必要かも知れません。
でも、私が多くの相談者さんと向き合って話を聴いて思うことは、「その人の性格や特性や行動は、自分を守るために大事なことだったんだろうな、でも、それが生きづらさとなってしまったのかな」とその人の心理面を想像します。
と同時に、「生きづらさは、あなたにだけ問題があるわけではない。環境や規則や社会に問題がある場合もあるのではないだろうか」という視点でも考えます。
学校や職場、地域や社会、ルールや規則や環境が原因による「生きづらさ」も多いような気がします。
カウンセラーとして、相談者さんの心理面だけをみるのではなく、その相談者さんをとりまく生活環境や生育歴や社会など、いわゆる福祉的な視点を持つカウンセラーでありたいと思います。
「生きづらさ」や「うつ」は、環境を変えることで軽減するケースもありますからね。