小学生の頃に
目と眼鏡の間にトンボが
入ったことがあります。

ワトソンです。こんばんは。

当然、ドゥルルルルルってなりました。


さて、何となく反感をかってしまいそうなタイトルですが、僕はこう思います。

というか、人生のすべてがギャンブルだと思っています。

受験勉強も、勝つ確率をあげるために長い時間をかけて本番勝負するギャンブルです。

結婚も、人生をともにできる相手なのかどうか、結婚しなきゃわからないことがたくさんあるギャンブルです。

さて医療はどうでしょうか。

よく「医療の均質化」という言葉を
耳にします。

どこで誰が受けても一定の質が保たれた、格差のない医療を受けられるようにしよう、
という概念です。

この概念は日本の文化や日本がこれまでやってきた国民皆保険による医療、これから目指す医療にマッチしており、目指すべき理想と言える概念です。

常に目指すべき理想であると思うのと同時に、
現在の医療現場を見ると、到底達成できそうにない理想であるとも強く感じるのです。


看護師さんや現場で働かれてる方なら
嫌というほど感じてると思います。


天才肌からちょっとしたヘンジン奇人まで
医者の人間性があまりに多種多様であると。

そして偶然にも主治医となったその医者の人間性により、その患者が受ける医療内容も大きく変わってくると。

そして医者という人種は、「ちょっとした変人」層が最も人口が多いかもしれません。笑


ある患者さんの1つの病気に対して、手術をすべきだ、という医者と手術をすべきでないという医者がいて、
患者さんにはその良し悪しがわかりません。

たまたま最初に受診した病院の医者が、
ガイドラインからかけ離れた治療を提示しても、
患者さんは気付くことができないのです。

患者さんが自身で病気や病院について勉強するのも
手段の1つですが、限界があります。

最後は、
「この人を信頼して自分の体を任せられることができふかどうか」
に尽きると思います。

良い信頼関係を築けるかどうかです。

そしてこれを築くには、
医療者側と患者さん側、双方からの努力が必要です。


たまに「~~の合併症が起こらないと保証してくれるなら手術を受ける」
ということを仰る患者さんがいます。

医療は電化製品を買うときのような保証は
提供できないサービスなのです。

だからこそ、「信頼」と「納得」が必要なのです。

特に自分のような若手外科医は信頼が重要です。

極端なことを言えば、初めて行う術式では、自分がやったことのない手術の実験台に患者さんはなっています。

患者さんからすれば熟練した外科医に
手術してほしいに決まってる。

しかしそれではこれからの外科医は育っていかない。

若手外科医は常にこのジレンマを抱えています。


自分の自己実現のために、患者さんに手術をさせてもらっている、

そういう感覚を常にどこかに持っています。


そして外科医はそうあるべきだと思っています。

特に形成外科は治療の結果が患者さんにもわかりやすく、
自分を信頼してくれた患者さんが、手術を受けて良くなって喜んでいる姿を見るのが、
形成外科医の醍醐味でありやりがいなのです。


どんな小さな手術でも、この患者さんは僕を信じてくれてギャンブルしているんだ、ということを忘れずに
診療に臨みたいです。


読んで頂きありがとうございました。それではまた。