お友達 | 向こう岸のお友達

お友達

朝、いつもの様に鍵のかかった重い扉を開くと遠くの方からお友達がやってくる

<ピンク>「お~は~よ~う~ 愛してるよう
 もう好きすぎてしょうがないんだよぅ~」


彼はおぼつかない足取りで私の目の前でぴたりと止まり微笑む。
私も微笑み返すと距離を縮め様とじりじりと近づいてくるので

「いやいや、近いから。しかも私は愛してないし。またあとでね」
またまた鍵のついたスタッフルームへと入る。扉の中心に位置するすりガラスの向こうに彼がしばらく立っているのが見える。しばらくすると彼はまたもとの場所へと帰っていくのだ。

これがいつのも私の朝である。
彼は女性スタッフに対してセクハラ行為がある時があるので女性スタッフの間では要注意になっている人物だが、今のところそんなことはない。
でも明日になれば
「おまえなんか大嫌いだ!」
と言われるかも知れない。

なんせ向こう岸に渡っちゃってるんだもん。

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