皆既月食の楽しみ | Science Performer KAMIYAMAのブログ

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科学実験(サイエンス)パフォーマー 。 サイエンスショーのコンテスト科学の鉄人にて第10代鉄人の称号を得る。1600年代の科学を中心に観客一体型のサイエンスショー。バルーンアート/教育講演/科学/

4/4の皆既月食のたのしみ方を色々考えている第10代科学の鉄人神山幸也です。
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~欠け方~
日食とは違って、欠けぎわを肉眼で見てもぼやけてはっきりしません。
地球の空気の分子に太陽光が当たって光が分散して、地球の影の縁がはっきりしなくなるためです。
欠け際(19:50過)を見ていると、大気を持った地球の影が月に映し出されていること見えるのではないでしょうか。
 
~色の変化~
 月食中に見られる月の色は、普段と違います。
 食分が小さなうちは普段とあまり変わりませんが、食分が0.5(半分くらいかけてきてから)を超えたあたりから、次第に赤味を帯びてきます。
色は毎回変わって、オレンジ色から灰色まで、いろいろです。
時間によっても変化しますから、色の違いを楽しめればなぁと思うんです。

~皆既中の月の明るさ~
 皆既中の月の明るさももちろん毎回変わります。
地球内の影響で空気中に変化があったり、(例えば火山の爆発によって空気中にチリが大量にまき散らされたり、)地球外の外的要因によって(例えば月が地球の影の中心に近いところを通ると、)暗い月食になる傾向もあります。
 
 
 皆既中の月をよく観察すると、本影の中心に近い側は暗くなり、反対側は明るくなります。

今回は本影をかすめるような経路をとるため、皆既中でも明るい側は、光っているような印象を受けるのではないかと思います。

今回は大規模な火山爆発はありませんし、月が地球の影の端を通りますから、明るい目の皆既月食が見られそうです。

何はともあれ、週刊天気予報を見ると・・・、低気圧の関係で天気が悪い可能性が・・・。
とにかく晴れてほしいなぁと。

そう願う、science performance KAMIYAMAです。