差し伸べられた手は蜃気楼に消え掴もうとした時 そこは既に陽炎のように揺らめく景色で まぶたの裏から見える景色には まだ手が映っているのに そこにはもうなく ただ後悔に揺れる景色が映る 先の見えない景色の中じゃ 意識は保てず 暗い海の底に 沈んでゆくだけ