Pessimiste Ver.666 -2ページ目

Pessimiste Ver.666

絵,ネタ書きのブログ

※事情により挿絵の作成を差し止めしております.ご了承下さい


魔法と音楽のーな,ややモブ人物
名は,Oxi Mok(オキシ・モク)
オキシはオキシドールのスペルが由来だったような
Mokは地球で言うところの朝鮮半島圏に見られる姓で,漢字表記は"睦",ハングル表記は"목"
本名はIvan(イヴァン),地球で言うところのロシア人名にあたるのでキリル表記は"Иван"
年齢,10代後半~20代前半
性別,中性(Neuter)
自認:女性寄りの中性
肉体:MtX(ホルモン微)
指向:女性愛
人称代名詞,あの人/その人(Nhe/Zie)
髪色,アプリコット
瞳,濃紺
人種,地球で言うところのインド系
ポジション,ヴォーカル
魔法属性,火
一人称,僕/私/自分
身長,179センチ
愛車,普通二輪(イタリア製の割とスマートなやつモチーフ)
武器,青龍刀
Corey等の通う同じ魔法学校の学徒であり,同ギルド所属
ヴォーカルのみで,ピンでやっている,声や歌い方のイメージは,清春やMarilyn Mansonなどを足して割って壊した感じ
よくコリィ等にサポートを依頼するほどに親交があるらしい
また本人も,あちこちのグループでサポートとしてヴォーカルをすることもある
ポジションが違うもののHein(Reved)に憧れ,彼の人を超えた伝説を残したい野望があるそうだ
自身が中性であることを自認している為,服装もそれっぽいものを好み,思想的にマチズムとフェミニズムをとても嫌う性質がある
実は去勢済みである
その所為か,地声がXhanaよりも澄んでいて高めである
音域は,テノールからソプラノまでをこなす
シャウトの声音も高め
性的指向はトランスジェンダー(この場合MtF)や女性寄りのXジェンダーを含む女性に限定しており,それについてノンケやヘテロと揶揄されることを非常に嫌がる
が,性自認が女性寄りと言えど中性なので同性愛という訳でもなく,中性以外は異性と見なすべきかと悩むところがある
苦手なタイプは両性や変性
と言うのも男性の状態になった人間にレイプされかかったトラウマだからとか
同時に極度の男嫌いであるが,Thiaのようなゲイには寧ろ性的な警戒をしていない
因みにNilHongのことは男性と意識しないよう,本人なりに努めているようだ
美意識にやや偏執的な拘りがあり,老いる事を尋常でないくらいに恐れる
ここにくる前から掃除屋稼業の手伝いをしており,今はバイトとして続けている
顔にペイントを施すのが好きで模様が頻繁に変わる
だが極度の痛がりなのでタトゥーもピアスもしていない
去勢手術の際も,麻酔が切れた途端大絶叫したとか
デコピン一つで半泣きするほどだが,戦闘などで痛みへの恐怖が限界まで達すると,快楽殺人鬼のようになる
耳飾りにマグネット式のピアスを身に付けている
性格は偏執的で,人の好き嫌いも激しめ
そんな理由でピンでヴォーカリストをしているとかしていないとか逸話がある
幼い頃親から虐待を受けていて,一時は自己を責めていた時期もあったようだが,今は完全に絶縁を維持している
本人曰く,「ビッグになっても経済援助をしたくないから」だそう
ここでは薄ネタHardcore:GANGSTAの世界観について物忘れ防止がてらに書き散らかしておこうと思う
まず,薄ネタの割に世界地図や地名まで想像してしまったうっかり感もあるわけだが
なんといっても未来系の地球とよく似た星という世界設定をしている
もうめんどくせーので英語を共通言語に統一された世界って事にしている

#1 前提―
何度も書いたことかもしれないが,一応
全く以ていい加減な,そう何度も言ったことであるが,これはネタである
今は,もしかしたら未来永劫非営利産物となるであろうブツなので,誰かの役に立つものにするつもりはないし,意図せずとも何の役にも立ちやしないだろうと思う
利益,情報,教養,精神,あらゆる何らかの満足を求めてこのブログに足を運んでくれた方が居るならば,速やかにここを退避してくれる事を強く奨める
全く以て不必要なことしか書いていないからだ
誰かが得することも損することもない
否,損することがあるとしたら,時折上がってくるネタ書き内容のえげつなさ(僕はあまりそう思っていないが)に不愉快になることetcくらいだろう
もしかしたら200人に一人くらいの割合で,共感してくれる人は居るかも知れないけど
これだけ小物素人自己満足感を出したので,勿論苦情や誹謗中傷の類は受け付けないと思う
ただ一つ,権利を主張することが認められるならば,このネタはすべてSIN個人の為のSIN個人だけの世界であるからにして,未来永劫,何処を取ってもSINだけのものである,ということだ
この国の著作権の考え方と照らし合わせると限界あるが…
まあ賢明な人ならばその意味,分かってくれるものと僕は信じよう

そしてこれはフィクションであるからにして,フィクションであることをいいことに,勉強不足などを盛大に誤魔化している
僕は見栄を張ることが至極苦手であるのでそれだけは念頭に置いておく
人名も人種も社会システムも政治もマイノリティーの在り方も,Wikipediaやその手の分野のHPを参考にしたまでである
魔法なんて銘打った事を過去に書いたが,別にルーン文字やらが出てくるわけでもない
詳しくは調べない,手元に資料を持たないのにはこちらにも色々と狭く浅い都合がある
というよりは,根っからの自堕落気質な僕としては,神業級の知識とキャパシティーの広さを持った協力者と言う名の知識人でも出現しない限り,お話にもならない,恥ずかしい,無知な,そうネタをただ自己満足に淡々と頭悪く書き連ねるまでなのだ
ここで言う魔法とは,すべては自然現象からなるもの,災害も当てはまるだろう,それを武器なり素手なりウフフなステッキ☆などを媒介に,自然を操ることに特化した者が使っている程度の設定だ
それと音楽,バンドマン達を中心にこのネタは回っているので,魔法を使わない事もあるだろう
武器を持って傭兵みたいなことをしてみたりもある
当然僕にはミリタリー関連の知識は無い
それゆえ一貫性も特に考えていない,実にいい加減な設定の薄ネタであるということだ


#2 世界―
未来設定ーーーーの皮を被ったパラレルワールドもどき
実際の地球ーーーーと,少し似た星を舞台
太陽との距離,太陽系で言うところの木星よりちょい手前くらい
故に地球よりも寒い,緯度0゜地域はやや温暖
地球の1/5くらいの大きさ,今も地球に住まう者からは,この星の存在はあまり認知されていない
事情あって地球に住めなくなった者,逃げ出した者の末裔が多く住んでいると思われる
だからと言って決して平和という訳でもなく,その中でもマジョリティやマイノリティ,差別,犯罪は存在する


#3 セクシャルマイノリティ――
このネタには今日の地球のような,ごく一般的な(この際ノンケと呼ぶ),男女にはあまりスポットを当てていない
キャラクターの性別欄は,精神→肉体→出生の優先度としている
マイノリティーに寛容な国家では,各人のアイデンティティに則った住民管理をしている
分類はそれぞれ以下の通りにしている

*精神(自認/Identity)
Male…男性と自覚している人,又はそうあることへの拘り,矜恃がある人.肉体が女性であるが男性を自称する者,男性の自覚があるが性的指向のゲイ,バイセクシャルなども含む
Female…女性と自覚している人,又はそうあることへの拘り,矜恃がある人.肉体が男性であるが女性を自称する者,女性の自覚があるが性的指向のレズビアン,バイセクシャルなども含む
Bigender…男性と女性のどちらでもあると思っている人.両性.指向はバイセクシャルのみでなく,異性愛のみ,同性愛のみなども含む
Neutrois…男性と女性の中間だと思っている人.中性
Agender…性別無き者と思っている人.無性.しばし中性と混同されることが多いが,当事者の多くは大きく違うと捉えている
Trigender…どの種類の性別にもなりうると考える人.ここでは変性とする.中性の一部にまとめられることもある
GenderQueer(GQ)…男女以外の自認をしている人.第3の性(Third Gender)とも呼ばれる.しばし両性,中性,無性などがこの中にまとめられる
一般の目から見れば線引きが難しく,何故これぐらいのことで拘らなければならないのかと思うところかもしれない
だがマイノリティーと分類される人には非常に深刻に思案している部分でもあるーと思われるので,異常と捉えるべきでない考えで表現している
例えば精神が男性だからと言って恋愛/性的嗜好が女性のみとは限らず(精神が女性の場合も然り),バイセクシャル,多性愛,無性愛も当然存在する
性的嗜好の名称についてはWikipediaなどを参照願いたい
また,両性的であるからと言って,男性も女性も愛すバイセクシャルとは限らない

*肉体(Body)
Male…男性の身体であること
Female…女性の身体であること
MtF…男性の素体から女性の肉体を目指す者,またはそうなった者
FtM…女性の素体から男性の肉体を目指す者,またはそうなった者
MtX…男性の素体からXジェンダーの肉体を目指す者,またはそうなった者
FtX…女性の素体からXジェンダーの肉体を目指す者,またはそうなった者
IS(Intersex)…半陰陽(インターセックス/性分化疾患)である者,または自らそうなった者
Androgyne…両性具有(アンドロジン)である者,または自らそうなった者
Unknown…誰からも素体の性別を知られておらず,著しく不明である状態の者

*出生(Born)
Male…生まれたときは男性であること
Female…生まれたときは女性であること
IS…生まれつき半陰陽の姿であること
Androgyne…生まれたときから両性具有であること
Unknown…誰からも出生の性別を知られておらず,著しく不明である状態


#4 人種ー
このネタ自体に多様多民族社会のイメージを設定しているので,各々キャラクターには様々な人種が重なっている者が多いが,ここでの”**系”や"**人風"というのは本人の風貌の特徴などを基準に記している
あくまで地球で言うところの,になる
そこに住まう民族は多種多様,最初からこの星に住んでいたと思われる生物や人型の種族も居るようなやつだ
前者の民族においてはかつては地球に住んでおり,多岐に渡る民族紛争を嘆いた人,或いは嘆きながらも異国文化に好意的な人,また或いは差別感情を持ちながらも紛争から脱してきた人,そう言った色々な境遇を抱えた人々の末裔たちが生活する世界となっている人
恐らくはコリィやユーリのような人種不明の者達は,先住の人型種族に当てはめるのが相応しいかもしれないが,やはりそこもいい加減にしている

#5 一人称と人称代名詞ー
まず一人称については,英語を公用にしているあたりからは一概に表現することは難しい
が,人物図録には話し方や各々の性格のニュアンスから記してある
まあそこは十人十色の個性が各々にあるので,ギャップの凄いのも居たり居なかったり
人称代名詞は出生や身体上の性別通りに使うとは限らない


#6 ファミリーネームー
地球で言うところのロシア語圏のようにファミリーネームの形式が男性女性で分かれているものは,こちらの世界ではほぼ男性形で統一されている
マイノリティ然り
但し,女性であることに誇りや拘りのある女性や女性的な男性などは,女性形を使用しているのはちらちらある
地球で言うところの日本列島を始めとする東アジア圏やポーランド語圏などのように,ファミリーネームから名乗るようなものも,ここでは名→姓としている
但し,上記と同じ理由でその家系の出自に誇りや拘りを持つ者,代々他民族と契らず純血統を保持してきた家系の者は,ファミリーネームから名乗っている(それでもここでの資料として書く時は,名→姓にしている)

#7




*参考
Wikipedia
人称代名詞に関する記述[Eng]
GenderQueer[Eng]

wikia
Gender Wiki[Eng]
はい,言い回しに自信ありません

久しぶりにここを更新する気がします
見ていますか?
誰が?
僕が?
それもそうだ
楽しいね
楽しいのかな
まあいいや

ちなみにHCギャングスタはまだまだ僕の頭の中では続いています
辞めて………ないと思います
楽しみにしている人はご安心を!

……居るの?
居ないかも知れないね
じゃあ居ないんだよ
居ない居ない

まあいいや

そんな感じです
近況と思ってください(笑
Hardcore:GANGSTA番外
A Story of April Fool

古典劇作風味

*登場人物
Corey ギターと短刀を操る性別不明アセクシュアル.戦闘の常套手段には一方的暗殺を用いる
Nil ピアノと拳銃を操る、体に何も加えていないFtMアセクシュアル.スラム育ちで裏社会と早くに精通し始めた
Xhana 幅広い声域とライフルを操る、体に何も加えていないMtFパンセクシュアル.貴族の血筋を組みしている今回の邸の主
Thia ベースと拳銃を操るシスジェンダーゲイ.熟練のハッカー
Siang ドラムとライフルを操るFtMヘテロ.家出を繰り返すうち裏社会と早くに精通し始めた





4月1日
≪クシャナの別邸≫
円卓のテーブル,豪勢な食器類に盛られた東西を問わない料理の品々,扉の見える位置にクシャナが座り,放物線状にテーブルを取り囲むように,左側を順にニル,コリィ,右側をシャン,シアが座している.

Xhana:よく集まってくれたわ皆.まずはこのテーブルに並べられたお食事でもつついて落ち着いてほしいの.今日皆を呼んだのは他でもないこと.それは,今日はエイプリルフールだからよ!
Corey:それならもういいや.今日,昔の同居人に「本当は君の事大好きなんだよ」って嘘ついてきた.勿論間髪入れずに否定しやった
Thia:!…何だって?あ,いや,俺は200人くらいに向けて同じ嘘をついてきた.もう白状済み.エイプリルフール大好きだからね.っはははははは
Nil:俺はうっかり.「や,今ここに居る俺は仮の姿っスから」ってのを今朝遭遇したギルド長に.パシられそうな雰囲気だったから先手打っておいた
Siang:…俺は,彼女と「よし,結婚しよう」「子供は4人がいいわ」ってな具合に.既にトークがジョークだ
Xhana:なんで皆して…ちょっとずるいわ
Siang:そうか,ごめんな.クシャナ
Nil:俺は不本意だよ.正直奴と別れるまで今日がエイプリルフールってこと思い出せなかった
Xhana:だから今から皆で嘘つきエピソードを暴露し合うの!じゃあまずはコリィから!
Corey:秘密だ
Xhana:秘密却下

Corey:…ちっ.あれだ.件の気味悪い保育園児時代の話だ.ある日,よほど腹が減っていたので白衣の大人1人分の飯を失敬したことがあってさ.すぐに犯人が僕だと目星を付けてきたんだけど,「あっちのデブがやりました」って,白衣の中で一番太ってた奴指差して誤魔化した.でも駄目だね.ばれてから,それから袋叩き
Thia:なんてコリィらしくイケイケでおちゃめなうそ…オホン!ふふん.なかなかにしょうもない,頭の悪そうな嘘である.もっとましなのは無かったのかい?
Corey:火事場の糞法螺吹きだから仕方が無い.とっくの昔の話だ.そこまで言うなら君が喋りなよ,一番間抜けなやつ
Siang:いや、簡潔だ.あほくさいが
Nil:わりィけど俺の方がもっとマシな嘘つけるわ
Xhana:じゃあ次のシアは,賢いから落ちも色も付けて大げさに語ってね.良質な漫談みたいに

Thia:そうだな.ふむ.ならばこういう話を知っているかね?諸君.或るハッカー集団と国家の情報局の,所謂心理戦争があったのだが.ちなみにこの事件は,一部地域でしか報道されなかった事らしいのだが.当時まだ腹もケツも白かった10代の私は,知能犯としての評判をどこぞから聞きつけたらしいハッカー集団から,救援として雇われてね.だが報酬をケチられたものだから,も少し日銭を稼いでやろうと欲を掻いてしまったのだよ.善良な市民のふりして,国家に奴らの情報の一部を売ってやったのさ.ハッカー集団には完全な味方のふり,完璧なまでの徹底ぶりで.…な,筈だったんだが.ハッカー集団も国家も流石に馬鹿じゃなかったからな,俺は完全に信用されていなかったらしい.国家には俺が知能犯罪の常習ということが,ハッカー集団には情報売ったことがばれてね.アジトはおろか,尻までロースされかかったよ.それでも体力の無い私がどうして逃げられたかは,追っ手側のスペックが私と同じタイプだからだ.意味,分かるな?
Siang:ジョークの鉄則,何処が面白いのか言ってはいけない
Thia:そのとおり
Xhana:とんだまぬけばなし!なあに?どちらも本当に頭脳派なの?え,これ程度?
Corey:荒事専門でも雇うべきだったな
Thia:全くだ.であれば私は今頃コリィにもであ…いや,今頃はあの場で精肉化していただろうからね
Xhana:でも尻ロース未遂はどう考えてもシアが要らん欲を掻いたからだわね
Nil:んだ全くだ.おめェ頭脳派のくせに馬鹿だなあ
Thia:言っただろう?まだ尻も腹も白い子供だったとな.今は流石に運動音痴向きのトンズラの術くらい分かるし,どちらも取り逃がす欲は掻いたりしないさ
Xhana:うーん,ちゃんと落ちはあったんだけど.なーんか面白くないわ
Thia:何故ならば,あまり色つけて話をしていないからだ
Xhana:まあまあ.それは言ってはいけないお約束.何かしら,頭いい人って皆こうなの…?盛り上がりに欠けるというか,冷めた語り口というか…
Thia:そうかい.いや漫談は得意でなくてね.しかし私だって随分まぬけだったろう?
Xhana:ええとても.誰にだって可愛い盛りがあることだけ分かって安心したわ.ではお次はニル.熱いのを頼むわ

Nil:俺に指図するな.あー,面倒だから手短に言う.俺が盗みを覚えたばかりの頃だ.カモれそうな奴に近寄って擦れ違いざまに財布のありそうなところ―あの時は胸元だったな.そこに手を伸ばしたら先に首根っこ捕まれてだな.そいつ強面でいかつい体型でさ,見た感じ中年でパンピーの男だった.「目つきわりィガキだな.俺の懐に何のようだ?ん?」なんて言うから,咄嗟に考え,敢えてこう誤魔化してやった.「おっぱいおじさんだと思ったから揉んでみようと思ったんだ」ってな.バレはしなかったが,そいつマフィアの幹部でさ,顔真っ赤にして激怒してさ,部下何人か従えて追い回してきた
Thia:顔真っ赤って…図星だったのでは?
Corey:ぶっ!マフィアに…おちち.おちちマフィア…ぶふっ
Siang:こいつ,凄いツボってる.それにしても苦しい言い訳だなあ
Xhana:やっだーニル.そんなエロガキみたいな…あ,私にはしないでよね?
Nil:うるせー.しねえよタコ!殺すぞ
Corey:ぷぷ…おっぱいおじさん…クッ
Nil:コリィ,お前な.そろそろ落ち着かないと,撃つぞ
Thia:それはそうと,そういうクシャナはどうなんだね?別に興味は無いんだが,同じバンドの中間のよしみとして聞いておいてやらない事はないがね
Nil:そうだぞクシャナ.散々無茶振ったんだからだから喋れるだろ.ま,興味は無いんだけどっ
Siang:え,次俺…
T&N:後回しだ
Xhana:まあ!貴方達,ホンに当たるなんて酷い子達ね!でも私の話に興味が無いなんて言うのはもっと酷い…ぐずっ
Nil:おいおい嘘泣くなよ.芝居でも笑えねえぞ.見た目にすがったそれなら益々糞だ.そうだろ?
Corey:そうだよクシャナ.出された飯は称賛に値するがね.…ムグググ
Thia:む.おやコリィ.頬にたくさんおべんとうつけて………ボフッ!
Siang:お,鼻血.うわー傑作.それよりもういいからクシャナ,喋ればいいよ.そして皆が俺の番を忘れればいい
4P:ないからッ

Xhana:ふう……仕方が無いからみんなの手痛い声援に応えて喋ってあげるわ.耳の穴かっぽじいて音感研ぎ澄まししっかりお聞き.あれはわたくしが例の重苦しい籠から抜け出すようになって,お洒落や夜遊びにも興味を持ちだした頃だったわ.友達に誘われてね,興味本位でホスト遊びに行ってみたの.そしたら私の横を陣取ってきたホストがこれはこれは胸糞の悪いチャラい野郎だったの.私が美しいのは充分理解できるけれどね,あまりのしつこさに社交スマイルも限界に達して…そう,デスヴォイスで,つい口汚く……「てンめェこのやろくせェ息撒き散らして近寄ンじゃねえ!お?見て分からねえか,その目は尻穴開拓して眼球埋め込んだだけか?俺は女でもなきゃゲイでもねえんだよ糞馬鹿野郎!理解したらとっとと他所行きやがれ.次その汚ェツラ見せやがったら殺す殺す殺す殺すヴォ――――――ック(Fuck)!」とね.如何にも下品なノーマル男を装って言ってやったわ.ついでにあいつにしか聞こえない声で言ってやった.そしたら奴ってばどん引きして尻巻いてくれたわ.イメージどおりの軽薄且つ短絡的な奴だったわね
Thia:へーえ,ふん,ほおーん?何だね君.それで終わり?それ程度なのかい?それ嘘ではなくて,正直ではないか
Siang:言われてみたら,そうだ.何故?それにしても汚い喋り口だなあ
Xhana:やっだ二人とも,今更何言ってるの?私,女の子よ?見た目はね.バイだけど.喋りは昔,すっごい下衆な野郎を目撃した衝撃で記憶に残ってしまったの
Nil:お前の言葉の汚さも,参考とは言え人の事とやかく言えねえよ.驚いたが,それにしても,期待なんかハナっからしていなかったが,それでもとんだ期待外れだ.そんな程度か
Corey:僕の方が面白い嘘ついた
Thia:そうだねとてもりりし…や,コリィ.君ね,とても簡潔だったのは認めるがね
Xhana:一番しょーもない嘘ついた子が何言ってるのかしら.その口?そんな事言うのはそのお口?
Corey:傷付いたッ.食卓の飯を解放してほしくば謝れ!
Nil:アッ!このやろ,飯を人質…いや,モノ質にッ
Siang:いい傾向だ,皆俺の番を忘れつつある…それじゃあもういいじゃないか,皆喋ったところでここらで解散ってどう?
Thia:いやいやいや,君喋ってないから.忘れてないから
Nil:そうだぞホン.見くびんじゃねえぞ
Xhana:そうよ.だって私達,同じバンドで,戦場も惨状も共有してきた…もう立派な仲間じゃない……ッ!きゃっ
Siang:みんな………む?いや,何か違う.絶対何か違う.信じないから.おかしいから
Corey:喋った方が身の為だぜホン公よ.ここに居る可愛い飯達の未来が懸かっているんだからな.げっへへへ
Siang:今までで一番最高に悪い顔してるよあんた.板に付きすぎだ.もういいよそれは,もう…ハァ
Nil:とりあえずあっちでキャッキャ言ってた奴,後で絞めとくから.だからホン,諦めな.吐いて楽になっちまえよ,ん?

Siang:こいつらって本当……フゥ.あんま大した話じゃないからな.聞きたくない奴は聞かなくていい.俺のスクールチャイルド時代…初等部時期の話だ.俺は既に家出常習,スクールエスケープやマセた遊びをしていたね.で,何か知らんが同級の悪餓鬼どもにやたら絡まれていたんだ.あまりに五月蝿いししつこいから,予め幾つか保険を掛けた上で取引を持ちかけた.「よく聴け蝿ども.ここに,娼館行きの無料体験チケットがある.欲しけりゃくれてやる.但し,俺には金輪際構うな.どうだ?」とな.中にはパンピーのメスガキも居たからな,男女両方揃っていると説明した.全員悦んで飛び付いてきたよ,本当蝿みたいに.ガキのくせに揃ってスキモノなのな.奴ら,馬鹿だとは思っていたが,そこの住所への案内を俺にさせなかったのが運の尽きだったな.俺からチケットひったくって,物凄い速さでに目の前から消えてくれた.お陰で俺は何個も掛けておいた保険を使わずに済んだんだけど……そこの住所な,裏社会じゃ一等えげつないで評判のマフィアの事務所だったんだ.マフィア繋がりでニルと少し被ったけど,こんな感じだ.以来奴らの姿は,学校でも外でも見かけなくなったし,その後見た者居ないと言う.おしまい
4P:…………
Siang:どうした.おしまいだぜ?
Nil:…うん,そうだ.落ちもある,内容も整理されてて比較的良い出来だ…と俺は思う.けどよ……お前が一番えげつねえ
Corey:そうだえげつねえ.暗殺やってた経験からすると,もうそいつら生きてないね.裏ムービー屋あさったらそいつらのスナッフ映像あったりして.うはーゾクゾクするッ
Xhana:えええェッ?何それ.うわ気持ち悪ゥ.ホンってば実は一番恐ろしい子…
Thia:ハッ,これだから世間知らずのおぼっちゃまクンは…失礼,お嬢さん.こんなことちょっと無頼に片足指先だけでも突っ込んでみたらよくある話であるがね.ホンも実はそういう口なのだろう?
Siang:少しだけね.マセた遊びしていくうちに,娼館,売人,マフィア,エトセトラ.そっち関係のお兄さんお姉さんとはあっという間にお友達関係さ.俺も気に入られてたからな
Nil:あるある.俺なんかきょうだい弟子が居たからな
Corey:あるある.で,よそのカモをうっかり横取っちまってじゃれ合うのもよくある話
Nil:それはねーよ!それやっちゃ駄目だろ.空気読…いやいや流儀を理解してねえ.ひくわー

Xhana:よく分からないけれど…すっごく興味深い世界の話だわ!気持ち悪かったけど,気になる話だわ.今度は皆でそう言う話,詳しく
Nil:ンだよかったりィな.また次やるなら,もうこんな形でピクニックと洒落るのは勘弁だからな.次はギルドでいいだろギルドで
Corey:ばっか!ギルドで食いもん持ち込んだら奪取戦争勃発するぞ.ギルド長だってニコニコ参戦だ.手頃にカラオケボックスで良くない?
Thia:それだと皆トークよりもお歌に夢中だがね.後,飲食物の持ち込みバレたら没収だろうよ.持ち込まなくても高いしな.フリーで会食できるところなんて,なかなかあるものではないよ
Siang:じゃあマクドミニクは?食い物も安いし長居もお咎め無し.持ち込むまでもない.近いから俺も車出さずに済む
Xhana:やあよ,ファーストフードなんて.美容に関わる話だわ.それにそこの馬鹿みたいに行儀悪い人が多いイメージだもの.虫唾が治まらなくなるから私は無理だわ.せめて喫茶にしましょうよ.そうしたら私,皆の分奢るわ
Nil:てンっめ,今俺をチラ見したろ.喫茶こそこんな集団で談笑したら喧しくて行儀悪いだろうが!本当世間知らずなのな
Corey:堂々巡りな予感.今日は一旦解散に一票
Thia:賛成.コリィと一緒にかえ…や,これ以上の談話は不毛であるしな
Siang:俺も賛成.そろそろ帰らないと,明日課せられてるクエストに障る.運転も俺だし

Xhana:それもそうね.では食事の続きをしてから,帰るとしましょう.ホン,悪いけど帰りは私も同乗させてもらうわ.あ,それより食べ物は…
Nil:思い出したぞコリィ,とりあえずモノ質にしたブツ全部出しやがれ
Corey:ちっ,覚えていやがったか…ならば仕方がねえ.さあ心行くまで食うがいい!
Xhana:ちょっと.貴方が用意したわけじゃないでしょうが.うちの使用人に謝りなさいよ!
Thia:待った.これでおあいこだからいいではないか.詳しくは数十行前のやり取りに遡る
Siang:本当だ.抜け目ねェな,あんた
Xhana:貴方達知っているかしら,使用人にだって人権があることを
Thia:それならばまず君がコリィに謝るべきだ.話はそれからではないかね?
Nil:もういいシア,ややこしくするな
Xhana:…もう,何なのよ.もう…もう……ご飯食べたらとっとと私も連れて帰りなさいよね.それから,もう二度と来ないで!
4P:呼び出したのはあんたですから!
Xhana:や,やだ…そんなに一斉につっこまれたの初めて.もうっ……そのつっこみを私はずっと待っていた!


5人は,一先ずに,少し冷え始めた食事に手を付けました
先の喧騒が嘘のように,誰一人として言を紡ぐ者は無く,ただひたすら無機質に食器の擦れ合う音が響くだけでした
全員がシャンの車に乗り込んでも沈黙は続き
特にクシャナは己のキャラクター崩壊を嘆き,自室に篭った途端羞恥心から枕を涙や鼻汁で濡らしたと聞きます

古来により,この星とは別の,地球と言う星の風習によりますところ,エイプリルフールで嘘をついた時は,午前中に嘘でしたと白状しなければならないことになっているようです
さて,一番まぬけだったのは誰だったのでしょう




おわる

Copyright©2013-2066 Pessimiste All rights reserved.
※事情により挿絵の作成を差し止めしております.ご了承下さい


魔法と音楽の重要人物
名は,Mathew Spica(マシュー・スピカ)
姓は星の名前にしたかっただけな気がする
マシューは個人的に響きが可愛いと思っていたから
構想はCoreyの次ぐらいからあって初期設定時は魔法学校の鬼教官だった
ステージネームはMeg(メグ)
年齢,30代前半
性別,中性(Neuter)
自認:中性
肉体:男性
指向:無性愛(Asexual)
人称代名詞,あの人/その人(Nhe/Zie)
髪色,プラチナ
瞳,エメラルド
人種,地球で言うところのスウェーデン系
ポジション,ドラム
魔法属性,雷
一人称,私/俺
身長,167センチ
武器,素手,軍用武具
ギルド長にしてちっさいおじさんななりではあるが,かなりのサディスト
暴君よろしく末恐ろしい人物にあるようだが,別に怒りっぽいと言う事でもない
物事をあまり深く思慮することはなく,感情の起伏は比較的穏やかなようだが,一度消沈するとなかなか立ち直れない面もあるとか
飴鞭の心得は一応あるようで,誰かにものを命令するときはちゃんとメリットなどを用意するようだ(その時の顔つきがかなり悪い顔になるらしい)
長身の多い民族の血を引いているようだが,その割りに小さい
身長の事でよくおちょくられているが,本人は気にしている模様は無さそうだ
ギルド内はメンバー等がのんびり飯さえ食えないほどの超貧乏
が,こいつが貧乏な所為でもある
所属員に文句言われるごとに「うるせー働け」と切り返している
コリィらの魔法学校卒業生にして,元同ギルド所属のバンドマンで,Hein(Reved)と組む事もあったが仲は普通
かつてのハインの死にたがりを本気に相手にしていなかった一人のようで,結果自殺で死んでしまっているが,それを気にする様子も無い
そのときのスタイルは女装型だったそうで自分でも美しいと思ったらしく,当時の写真を今でも手帳カバーに改造してしまっている
Joelとは旧知の仲らしく,彼の人の会社にコリィと同じ被検体(Tsukiru)が居るのを知っていてコリィを工房に派遣している(ヨエルはツキルの過去を知らない)
コリィの被検体の過去を何故か知っている上に,奏法からハインと縁のある者であることまで悟っている
これだけに限らず,大体皆の来歴からThiaのボトムスの中身まで掌握している,何でも知っている系な人
それゆえか人脈も広い
副業で情報屋をやっているようだ
ヨエルと同期で兵士をしていた時期があったとか
右目の眼帯は,どうやらその時の火遊びが過ぎて,某大国の諜報部隊要員に抉られてしまったようだ
かなりの痛がり屋でその時の苦痛を思い出したくないらしく,ギルド要員にこの手の噂話をしてはいけないと言う御触れを自分で作ったとか
見た目の割りに怪力でもあるので,やはりチート感がある
服の中身は引き締まった筋肉が秘められている
図体の割りに食い意地と食事量が凄まじい
大人気が無いとのブーイングを頻繁に受けているが,それもやはり気にしていない様子
唯一弱点があるとしたら,生活力の無さのようだ
一通りの車の運転は出来るが貧乏なのでマイカーを持っていない