【第6話の裏側】
第6話ご視聴ありがとうございました!
ギラによる5か国を巡る旅も終わり、舞台はシュゴッダムへと戻ってきました。
パイロットの上堀内監督に続き、6話からの監督を務めたのはこの方。
『仮面ライダー』シリーズでは数多くの作品の監督を務め、戦隊監督デビューを果たした『魔進戦隊キラメイジャー』ではパイロット監督も務めた実力派・山口恭平監督!
シリーズの中で、監督がローテーションするのも戦隊シリーズの醍醐味の一つ!
監督が違えば、演出方法も画づくりも全く異なる。
山口監督にしかなせない業で『王様戦隊キングオージャー』の世界観を見事に表現してくださいました!
また、1話の舞台であるシュゴッダムに再び回帰した6話でしたが、日中のデイシーンのみだった1話に比べると、夕景やナイトシーンが多かったのが6話の特徴。
1話とは異なるシュゴッダムの景色はいかがでしたか?
背景のアセットと照明などによって、日中・夕景・夜景全てを自由自在に操れるのも、CGアセットやバーチャルプロダクションを取り入れた本作の強みの一つ!
日没してしまうとデイシーンが撮れなくなったり、限られた時間の中でしか夕景カットが撮れなかったりと、一般的な撮影だと「時間的な制限」がありますが、ほぼ全てをセットで撮影する本作にはそれが無いのです!!
前置きはこれぐらいに。それではさっそく6話を振り返って参りましょう!
シュゴッダムへ戻るや否や、国民たちに胴上げされるギラ。
胴上げされる事なんかもちろん普段はないので、なんだか嬉しそうな酒井君。
シュゴッダム国民の中でひと際存在感を放っていたのはこの男。名をゴローゲと言います
役柄的にはシュゴッダムの声がでかい代表市民ですが、衣装合わせの時に山口監督と演出部の皆様から「レレレのおじさん」のような存在にしたいという事で、急遽ほうきを持つにいたりました。
演じるのは八木光太郎さん 。
普段は舞台俳優として活動する事が多い八木さんですが、舞台で培った声量とコミカルな演技で、圧倒的な存在感を放っていました。
ギラが歓迎されるも束の間、バグナラクの間の手が再び忍び寄ります。
なんと、シュゴッダムに超巨大な「繭」が出現!
解き放たれれば超巨大なバグナラクが人々を蹂躙するという、チキューを恐怖の底に陥れる計画を始動。
▲繭のデザイン資料
怪人などのデザインを担当している企画者104さんのデザインになります。
そんな危機が迫る裏で、ギラは因縁のラクレスとついに対峙します。
5王国が集まる神聖な場。もちろん、ギラの剣はリタとカグラギによって阻まれてしまう。
こういった剣を使ったお芝居の時は、毎回アクション監督である渡辺淳さんの指導が入ります。
剣を振るう所作一つとっても、「カッコよく」見せるのはなかなか難しいものなのです。
再び捕らえられてしまったギラは「クワゴン」に助けを求め、ピンチを脱します。
第2話ぶりに登場した「キングスピーダー」。
このキングスピーダーは実はゴッドクワガタの一部です。
ちなみにこちらのデザインはロボやヒーローのデザインを担当しているPLEXさんによるものです!
続く等身大のアクションシーン!
実はこの一連アクションシーンは、ロケーション撮影とLEDウォールスタジオでの撮影を織り交ぜてつくられております。
LEDウォールやグリーンバックを背景にすると、早い動きに対応できなかったり、広い画を撮りづらいなどのデメリットがあるのですが、ロケでのアクションと組み合わせる事によって、しっかりとアクションとしての見せ場をつくっています。
一連のシーンで違和感なく見せるのは難しいですが、ここはアクション監督と山口監督の腕の見せ所!
カラーグレーディングや繋ぎ方を工夫して見せることで、見事に同じシュゴッダムの地で戦っているように演出されています!
ゴッドスコーピオンのシュゴッドソウルを奪ったギラにより、ゴッドスコーピオンが覚醒!
「邪悪の王」到来を告げるような日没のカット演出。
そして、「シュゴッダムを奪ってやろう」というセリフ回し。痺れました!!
このシーンで流れるギラ=クワガタオージャーのアクション・ソング、NANOさんの「INFERNO」も最高でしたね!
なんとキングオージャーでは各キャラクターのアクションを表現するためのイメージソングが用意されているのです!
2~5話にもそれぞれの王様が活躍する最高のタイミングで入れられています。
そんな各国のイメージソングとOPを収録したCDが発売&配信中!詳しくはお知らせ欄にて!
そして、6話のラスト。衝撃展開を迎えます。
ラクレスの持つ金色のオージャカリバーによって、「ゴッドクワガタZERO」が解き放たれます
ラクレスの力とは?そして、黒いゴットクワガタの正体とは?
次回もまたお見逃しなく!