脚本:高野水登 監督:上堀内佳寿也

アクション監督:渡辺淳 

 

≪あらすじ≫

 

『イシャバーナでの危機を乗り越えたギラ・ヤンマ・ヒメノのもとに、三大守護神の一体・ゴッドカブトが迫る!!
ゴッドカブト急襲の背景には、トウフ国 王殿様カグラギ・ディボウスキの暗躍と、シュゴッダム国王 ラクレスの影が…。
そのことを知る由もないギラ・ヤンマ・ヒメノの3人は、あれよあれよという間に、カグラギにおもてなしを受ける。
一見優しい男のように見えるカグラギの本性とは?そして、「チキューの食糧庫」と言われるトウフ国で3人を待ち受けているものとは!?』

 

 

≪詳細内容≫

 

ギラヤンマヒメノは、突然現れた三大守護神の一体ゴッドカブトと空中で交戦し、「トウフ」国に飛ばされてしまう

田園でひとり目覚めたギラは、殿様カグラギと出会い、国民たちから手厚い歓迎を受けることに。

しかしこの時、ギラは気づいていなかった

ゴッドカブトを操っていた人物が、本来の所有者であるラクレスではなく、実は目の前で豪快に笑うカグラギだったことを・・・

そんな時、またしてもデスナラク8世率いるバグナラク軍が人々を襲いだした

デスナラク8世の目的は、チキューの秘宝のひとつであるゴッドカブトだ。

カグラギはその場しのぎの約束でバグナラク軍を一旦退け、嘘泣きと巧みな話術でギラ、ヤンマ、ヒメノを扇動して彼らの協力を得るのだった

ついにやってきた約束の日。デスナラク8世との交渉をあえて決裂させたカグラギは、襲い掛かってくる大量のサナギㇺを華麗に倒し、一方のギラたちは巨大化したタニジームと戦うことに。

ここまでは作戦通り・・・だったが、ゴッドカブトの予期せぬ出現で混戦となってしまい、そこでギラはようやくカグラギの狙いに気づく

やり方はともかく国を守ろうとするカグラギに心を動かされたギラは、共闘によって巨大ダンジームを跡形もなく消し炭にするのだった

平和を取り戻したトウフ国で、これまでの行いを全員に詫びるカグラギと、彼を許して固い握手を交わすギラ

一件落着・・・かと思いきや、カグラギの悪だくみはこれで終わらなかった

なんと彼は、「ゴッカン」国王兼最強裁判長リタに「カグラギトウフ国の領土を侵略した」と虚偽の通報をしたのだ

カグラギによってワナにはめられたギラの運命は如何に!?

それが明らかになるのは、また次のお話。。。

 

 

 

≪みどころ≫

 

第4話のみどころ!

第3話のラストでついに登場した三大守護神の一体・ゴッドカブト!
三大守護神の存在はまだまだ謎に包まれていますが、物語が進むにつれ明らかになっていきます。

今までの多くの戦隊シリーズと比べ、『キングオージャー』は縦軸のドラマ要素が強い戦隊であるかもしれません。
もちろん、「毎話ごとに登場する怪人を倒す」という戦隊ならではのカタルシスは健在ですが、「王様」を題材にしてきた数多くの作品のように、物語全編を通して世界の謎が紐解かれていくのも本作の見どころの一つです。

「シュゴッダム」「ンコソパ」「イシャバーナ」に続いて、第4話は「トウフ国」とトウフの王殿様 カグラギ・ディボウスキに焦点を当てた回です。

『キングオージャー』には2つの顔があるキャラクターが多く見られます。
ギラには「邪悪の王」と「心優しい青年」の顔が、ヤンマには「ヤンキー国王」と「技術者」の顔が、ヒメノには「わがまま女王」と「正義感溢れる医者」の顔があります。
これらの二つの顔の強烈なギャップが効いて、魅力的なキャラクターに仕上がっています。

カグラギもまた然りで、「懐の深い優しい男」「二枚舌の腹黒男」二つの顔があります。
他の王様と比べても強い二面性を持つのがカグラギです。

ウラオモテがはっきりしているからこそ、面白く見せるのが難しいキャラクターと言えます。
カグラギという男を最大限に魅力的に見せるためには、ギャップを見せるだけではなく、「どちらが本当の顔か?」と思わせる必要があります。

そんな見せるうえでの難しさがあるカグラギですが、上堀内監督の手によって、第4話はこれまでもかと言わんばかりにカグラギの魅力が爆発しています。

腹の内が見えないカグラギに、きっとあなたは振り回されるはず。そして、4話を見終わればそんなカグラギの虜になるはずです。

また、トウフ国の世界観にも注目です!
上堀内監督いわく”歌舞(かぶ)いている”、文明開化前の日本をチキュー風にカスタマイズした、唯一無二の世界が広がってます。

お楽しみに!