PSKのパン酵母ベータグルカンシリーズご愛用のお客さまに
2012年6月号
もう間もなく梅雨の季節を迎えますが、皆さまの地域ではいかがでしょうか。
さて、今月もまた、お客様のご要望もあり、「お客さまレター」で、先月に続き、弊社のパン酵母ベータグルカンシリーズの主成分であるパン酵母ベータグルカンの役割とその作用で活性化される免疫細胞について、より平易にお話することにいたします。
☆樹状細胞はどんな役割を持った免疫細胞でしょうか?
元々、人の体を守る働きは、自然免疫といい、植物、昆虫~哺乳類(ヒト)まで広く生物で備わったからだを守るしくみ(メカニズム)です。自然免疫を担うといわれる細胞を自然免疫細胞(白血球)と言います。
自然免疫細胞(白血球)には、マクロファージ(マクロ:大きい;ファージ:食べる意味)、好中球(顆粒球の1つ)、樹状細胞(じゅじょうさいぼう:Dentritic cell)、NK(ナチュラルキラー)細胞などがあり、からだの白血球全体の65%以上占めます。これらの免疫細胞は、いずれも、侵入した病原体(ウイルス・細菌・真菌・寄生虫)や感染細胞(からだの中でウイルスに感染した細胞)などを、最初に異物として、飲み込んだり、噛み砕いたりして、殺します。
更に、2011年、ノーベル賞を受賞したDr. Steinmanによって1973年に発見された
樹状細胞は、マクロファージと同様に、脾臓(ひぞう)やリンパ節に常在するほか、腸管粘膜組織をはじめとした各種臓器に存在しますが、最近、マクロファージとは形態が異なる突起状の特殊な構造を持つ新たな細胞集団として樹状細胞が3つの役割を担っていることが明らかになりました(図参照)。
例えば、腸管粘膜内部にある樹状細胞は、自身の細胞の表面にもつ受容体(タンパク質:デクチン1)により、腸管粘膜層に接近してきたパン酵母ベータグルカンのアンテナ構造を認識し、取り込みます。このとき、パン酵母ベータグルカンは、腸管粘膜内部の樹状細胞と結合し、活性化します。活性化した樹状細胞は、病原体を取り込んで(貪食:どんしょく)殺し、また、サイトカイン(インターフェロンなどの生理活性物質:情報伝達物質といい、ウイルスなど働きを弱める作用を持つ)を分泌します。さらには、他のリンパ球細胞(獲得免疫細胞)に、異物撃退の武器となる抗体(免疫タンパク質)の生産を働きかけます。これが樹状細胞の役割です。
「お客さまレター」の内容について、ご質問、お問い合わせなど、お気軽にお寄せください。
(株)PSKニュースより