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コメディ映画がウケない理由 (ヤングフランケンシュタイン)

日本では未だにエディー・マーフィーやロビン・ウィリアムスが
コメディスターだと思ってる人も多いとか…

日本でハリウッド産のコメディ映画がウケない理由のひとつに
パロディ映画が多いというのがあります。

元ネタを知らない人にはさっぱり意味のわからないジョークなどで
全編進んでいったりするので、笑いについていけないのもヒットしない理由。
ベン・スティラーの監督する映画なんかも映画マニアにしかわからないんじゃないか
っていう小ネタが沢山入っていて、説明しなくていいのか見てる側も心配になることがありますw

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1974年につくられたメル・ブルックス御大の「ヤングフランケンシュタイン」もその一つ。
このコメディ映画はImdbでも8.0のスコアをつけるほどの傑作コメディ。
でも日本では一部のモンスターファンかゆるいコメディ映画のファンにしか認知されず
ほとんど知られてませんね。

アメリカ人の古い世代(コッポラとかね)はこういうモンスター映画が大好きなんで、
“ドラキュラ”“狼男”そして“フランケンシュタイン”などが未だに人気あるみたいです。
デルトロ主演の狼男も作られるとか。だからヴェンヘルシングやエド・ウッドのような
映画ですら人気なんですね。モンスターとコメディの二大要素が組み込まれたアメリカ人
の為の映画なので公開当時の日本では人気がなかったそうです。


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当分死にそうにないメル・ブルックス(毎年、今年死にそうな有名人リストに乗ってます)


僕が「ヤングフランケンシュタイン」を見た時も元ネタ「フランケンシュタイン」
を見てなかったので爆笑とはいきませんでした、でもそこはコメディ界の巨匠メル・ブルックス、
絶妙のキャスティングとしつこい小ネタで笑わせてくれます。

中でも助手のインガを演じたテリー・ガーの可愛らしさは僕の中で
「絶対に映画の中でしか出会えない女性」リストのトップ10にランクするほどキュートです。

最初の登場シーンで馬車の荷台の牧草の中から無邪気に「干し草ゴロゴロしません?」
という日本語訳のあと本当にゴ~ロ♪ゴ~ロ♪と歌いだしたのには笑いました。今はもう60代か…
ちょっとケイト・ハドソンに似てるかもしれません。


他にもマーティ・フェルドマンなんてのは顔だけで反則気味だしジーン・ワイルダーのアクの強さも相変わらず。
ブルッハー夫人役のクロリス・リーチマンなんかは今もまだ現役で頑張っているみたいです!すげー!!
メル・ブルックスの映画は「プロデューサーズ」や「メル・ブルックスの大脱走」など“ナチス”ネタなど
キワドイ作品のほうが好みなのですが、この「ヤングフランケンシュタイン」もお勧めです!

「ヤングフランケンシュタイン」は2007年にブロードウェイでミュージカルとして
リメイクされたようですが、そっちはかなり不評だったとかww

いずれにしてもハリウッドのコメディ好きらならば、一度は通るメル・ブルックス作品。
是非、映画の「ヤングフランケンシュタイン」も見てください。

レスラー

よりによってこんな日に見なくても良かったのだが…
今日は14日(十フォーDAY)ってことでTOHO系の映画館では1000円で
映画の観れる日ということもあって金曜に予約してた「レスラー」を
シャンテシネに見に行ってきました。

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ご存じの方も多いと思いやすが、昨日はNOAHの三沢光晴さんが亡くなりました。
試合中の事故で亡くなるというショッキングな亡くなり方だったのですが
日本のトップレスラーがこういう形でいなくなるというのはちょっと記憶に
ありません。

僕もプロレスが好きだったので、こういう日にこの映画を見なくては
ならないのもなんだか感傷的になりそうで複雑な感じでした。


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ミッキー・ローク演じるランディというプロレスラーが20年前のトップレスラー
が病を機にに自分の居場所や存在価値を見失っていき、もがきながらも
一番大切なものを見つけていくというようなストーリーなんですが。


昨日の今日ということもあって、ランディ個人というよりも“レスラー”全員
を描いた作品に思えました、プロレスラーは強靭な肉体を誇っていますが、
その肉体を削りながら生活しているので多くの人は引退後も後遺症に悩んでいたり
、もしくは急な死を迎えることも少なくありません。


橋本や冬木、鶴田もみんな若くして亡くなってしまいました。
また、マサ斎藤やダイナマイト・キッドも後遺症で不自由な生活を強いられています。
でもみんな惨めじゃないんですよね。それ以上に輝いてる時期があったんです。

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映画の主役ランディも身体のあちこちに古傷があり、筋肉を維持するためのステロイドや
痛み止め、興奮剤、さまざまな薬を飲みながら何とか体と心を維持している状態
ロートルレスラーのギャラなど大した事がないので近所のスーパーで働いたりしてます。

その割にストリップバーの常連だったり、家賃を払わなかったりっていうのは
プロレスラーの豪放さがでていましたし、ランディに関していえばその辺が長所であり
短所でもあったのかなあって思います。あまり先のことは考えない人なんでしょう。


そんでこの映画でビックリしたのがプロレスラーのギミックを簡単にばらしちゃってるんですよ!
いくら海外でもタブーとなっているのがネタばらし、いや一応みんな知ってるんですけど、
実は知りたくない部分なんですよ。事前の打ち合わせや、裏ではみんな仲良しという
プロレスのエンターティメントな部分が思いっきり描かれていました。


でも、この映画で描きたいのはそのネタばらしの部分じゃないんです。
プロレスラーの“観客に魅せる強さ”そのリングにも裏の私生活にも
人生があってどちらをとるとかそういう問題ではなく、自分の輝ける場所を
見つけた人たちの一つの生き方を描いているんじゃないかとも思いました。

途中ランディがリングへ向かうシーンではカメラワークのせいか、
なんだか「レイジング・ブル」のジェイク・ラモッタを思い出してしまいました。
彼もまた破滅型の人間だったけど一つの伝説を作りましたしね。

この映画みてるとホントいろんなプロレスラーが走馬灯のように思い出しちゃいます
テリー・ファンク、ランディー・サベージ、阿修羅・原、松永光弘、ターザン後藤、
ジョージ高野など切りがない。みんな輝いてた時期がありました。


なんか妙なタイミングでこの映画を見たのでつい長くなってしまいました。(すんません)
一番輝いて、輝き続けてた人が亡くなりました。
三沢選手については本当にショックですけどリングで最後を迎えたのは
この映画を見る限り、プロレスラーにしてみれば…  うー、でも若すぎますね。
謹んでご冥福をお祈りいたします。




リアルでも捏造でも ベア・グリルズ

ベア・グリルズは英国特殊部隊の元軍人で現在はディスカバリーチャンネルで
「Man vs Wild」というサバイバル番組に出演してるスゲー冒険野郎です。
冒険野郎っていうと「冒険野郎マクガイバー」を想像する人もいるかも
しれませんが、グリルズはあんなに機転のきく男ではありませんw

まさに肉食系男子!デカイ芋虫を良質なタンパク質だとか言って食っちゃうし
腐った生肉だろうがクモだろうがヘビだろうが何でも食っちゃうタフガイ。
たまに蜂を食べようとして刺されちゃったり、番組内でねつ造をしちゃったり
お茶目な所もあるんですけど、嘘でもホントでも驚愕するようなことばかりw


たぶん、もの凄いタフなアホなんでしょうけど凄く面白い男です。
さて本題ですが、そんな「Man vs Wild」に我らがウィルが出演してました。
おそらく「Land of the Lost」のPR兼ねてなんでしょうけど、あのグリルズ
と共演するなんて…映画より恐怖ww

「Land of the Lost」は結構な失敗作になってしまったみたいですけど
この「Man vs Wild」もyoutubeで見れます。ディスカバリーの契約してる人は
9月に日本でもやるみたいなのでぜひ見てみてください。
僕も来月から念願のケーブルテレビを契約したので絶対に見ますよw


待ちきれない人はこちら