美濃弁コンバータ「美幸ちゃん」 | 植民所在地3丁目

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Alfooでのブログ『誰も知らない植民所在地』の発展系。所在地わかりました。

でも書いてることは変わらない。

「そんな・・・あたし、たまに名古屋でカフェ巡りできたらそれでよかったんやて・・・」

 

 

土佐弁コンバータ「よさこい龍馬」に対抗したくて、1年半の岐阜生活で聞いた日常的な美濃弁の知識を駆使して標準語を美濃弁に変換してみようと思い(人力)、いつものメンバーに例文を募集したところ美幸ちゃんという謎のキャラが登場してやはりいつものメンバーだなと納得したでうくです。例文そのものよりも例文に出てきたキャラクターの方がインパクトがでかかった。

 

最終的に、出してもらった例文を全て繋げたら衝撃的な結末を迎えるストーリーになったので、そのストーリーをそのまま美濃弁にすることにしました。よさこい龍馬と根本的に何か違う気がする。

 

 


【登場人物紹介】

美幸(みゆき)

・フルネームは「後藤 美幸(ごとう・みゆき)」。「後藤」のイントネーションは、標準語では「藤」にアクセントをつけるが、美濃弁では「後」にアクセントをつける。佐藤や加藤と一緒。

・年齢は13歳くらい。実家がカフェであり、朝は早起きしてモーニングの手伝いをする。休日の楽しみはたまに名古屋に遠出してお洒落なカフェを巡ること。趣味と実益を兼ねている。

・好きな地形は三角州。長良川揖斐(いび)川木曽川にいつか挟まれたいと思っている。ライバルは岐阜バスのキャラクター・あゆか。憧れの人は十六銀行のCMに出てくる伊藤 鮎美支店長。コンプレックスは5月10日生まれであること。

・そんな、おつむも若干アニメ向きなちょっぴり天然な女の子。

 

その他

○山田:ご近所さん。娘がいる。

○田中:ご近所さん。池持ってる。

○スティーブ:手紙に出てくる人物。

○大統領:美幸の文通相手。返事をくれるのだが・・・?

 

 

 

まず、ストーリーがきちんと理解できるように、標準語Ver.から。

ストーリーのタイトルは、『Mの悲劇』

 

 

『Mの悲劇』:標準語Ver.

「①から⑩までの数字を四つ選んで。同じ数字を使っても構わないよ」

雨が降っているので室内でスマホをしている美幸ちゃんに、ジュースをSNS投稿させた。四つ選んだ数字のジュースの写真を投稿させたんだけど、その時、右隣の山田さんとこの娘さんが飼ってたウシガエルが脱走して、左隣の田中さんとこの池で大繁殖していたの!美幸ちゃんの家、山田さんと田中さんの家の間にあるじゃない?美幸ちゃんめっちゃびっくりして、大統領に手紙を書いたんだよ。その内容、もうまるで大統領への恋文で、(自分の名前を)Mに変えてたの。美幸ちゃんがホワイトハウスの陰謀に巻き込まれるさまをイメージできるでしょー?2ヶ月くらいして返事が来て、「今度遊ぼうぜ、いつなら空いてる??」って英語で書いてあったんだ。続きに書いてあるのが「おいおいスティーブ、俺を忘れたっていうのかい?てめぇがおねしょして泣きついた時からの友達だろ?今度飲みに行こうぜ、いつなら空いてるんだ?」だから、送り先間違ってたに決まってるじゃん、でもダメなの、美幸ちゃんそんなことは信じない。それで、美幸ちゃん、アメリカまでこう行ってこう行ってこうー行って、そして、封筒に書いてあった住所に辿り着いたの。そこの家の扉を開けたら・・・・・・ユッケを乳首につけた男がいたんだって。

 

 

ではいよいよ、美濃弁Ver.です。

 

『Mの悲劇』:美濃弁Ver.

「①から⑩までの数字を四つ選びゃーよ。同じ数字を使っても構わんで」

雨が降っとるもんで室内でスマホしとる美幸ちゃんに、ジュースをSNS投稿させたんやて。四つ選んだ数字のジュースの写真を投稿させたねんけど、その時な、右隣の山田さんとこの娘さんが飼(こ)うとったウシガエルが脱走して、左隣の田中さんとこの池で大繁殖しとったでぇー!美幸ちゃんち、山田さんと田中さんの間にあるやん?美幸ちゃんどえりゃー驚いて、大統領に手紙を書いたんよ。その内容、もうまるで大統領への恋文やで、(自分の名前を)Mにしとったんやよ。美幸ちゃんがホワイトハウスの陰謀に巻き込まれるんをイメージできるやろー?2ヶ月ぐらいして返事来たで、「今度遊びゃーよ、いつなら空いとるん??」て英語で書いてあったでよ。続きに書いとるのが「なんなんスティーブ、俺を忘れたていうんやの?あんたがおねしょして泣きついた時からの友達やろ?今度飲みに行こうでぇ、いつなら空いとるん?」やで、送り先間違っとったに決まっとるやんか、でもあかへんて、美幸ちゃんそんなん信じんの。それで、美幸ちゃん、アメリカまでこう行ってこう行ってこう行きやーて、ほんで封筒に書いてあった住所に辿り着いたでぇー。そこの家の扉を開(あ)いたら・・・・・・ユッケを乳首につけとる男がおったんやて。

 

 

 

おすましペガサス例文(ネタ)を提供してくださった有志の皆さま、ありがとうございましたおすましペガサス

【物見櫓:はべろんさま】

○「①から⑩までの数字を四つ選んで。同じ数字を使っても構わないよ」

○「美幸ちゃんにジュースをSNS投稿させた」

○「大統領への恋文でMに変えた」

○「おいおいスティーブ、俺を忘れたっていうのかい?てめぇがおねしょして泣きついた時からの友達だろ?今度飲みに行こうぜ、いつなら空いてるんだ?」

○「ユッケを乳首につけた」

 

【原作者:Yさま】

○「雨が降っています」

○「今度遊ぼうぜ、いつなら空いてる??」

 

【都内でペットボトルを買えないNさま】

○「右隣の山田さんとこの娘さんが飼ってたウシガエルが脱走して左隣の田中さんとこの池で大繁殖」

○「ぎゃん行ってぎゃん行ってぎゃん」

 

 

 

ついでに、私が日常で触れてきた熊本弁でも変換してみた。私自身はどちらかというと県北部の出身なので、八代市など県南とはまた少し違います。(岐阜ももちろん、南部美濃と北部飛騨では方言が違うと思われるので、今回はより日常で聞く機会のある美濃弁のみ取り上げております)

そのため、熊本県北と県南の方言およびその違いについて、幕末熊本最前線 物見櫓の物見報告に記事を作ってみたので(そちらは解説つき)、興味のあるかたはそちらもぜひどうぞ!

→→→   熊本弁とやっちろ弁