私は忘れもしない2022年10月29日に「くも膜下出血」という脳内出血を発症し、一瞬生死の境を彷徨いました。
いくつもの「たまたま」が重なり、支えて下さった方がいて、今は元気に過ごしています。
その頃(ブログを書いている現在もですが)、東京で一人暮らしをしていました。
もし、発症したのが自宅だったら、そのまま孤独死していた可能性もありました。
それが「たまたま」実家に帰省しているタイミングだったので、母が倒れた直後に見つけてくれて、すぐに救急車を呼んでくれて、早期の処置・手術をして頂けて、命が助かりました。
実は、実家に帰っていたのは、実家のある大阪にて相続セミナーを行うことになっていたからです。
私は今「繋ぐ相続サロン🄬」という組織に加盟して、同じような志を持つ仲間とともに相続相談の専門家として活動しております。
「繋ぐ相続サロン🄬」を含む「繋ぐグループ」では3つのコンセプトを大切に活動しています。それは、①命を繋ぐ、②誰かへつなぐ、③未来へつなぐというものです。
相続セミナーでは、主に「誰かへ繋ぐ」と「未来へつなぐ」をテーマに話すことが多いですが、このことを話すために実家に帰っていたことで自分の「命を繋ぐ」ことになったというのは、何かの因果かなと思っています。
私たち相続相談の専門家も、相続に関わる専門家の方々も、生きることを前提に、相続対策を行いますが、まず「生きる」ということが本当に難しいと思います。
私の患った「くも膜下出血」は1/3が亡くなり、1/3に後遺症が残り、1/3が元通りに完治するという病気です。
私は幸いにも後遺症なく今は過ごせていますが、この話聞いたときにふと思いました。じゃんけんみたいなものだなと。
生きている人は皆、同じように人生でじゃんけんを何回もして、「たまたま」負けずに生きているだけなんじゃないかと。
そう思うと、亡くなって当たり前で、生きていることが奇跡のようなものだと感じていますし、亡くなるという1/3を引かないように、周りにいる人が助けて下さったり、見えない力が働いたりすることがあるのかなとも思います。
何を言いたいのかというと、相続対策やら終活やらと言葉が飛び交いますし、私もそのど真ん中で仕事をしているわけですが、まずは自分の命(身体)を大切にして、1/3を引かない準備をすることが一番大事だということです。
決して相続対策をするなというわけではなく、まずは自分の命を大切にする。そして、その上で、心細くなったときに頼りにする人を決めて、予めお願いをしておく。そこには感謝の気持ちも同時に準備しておく。それが相続対策だという話です。
それでは。