前回のライサンダーのお話のなかで、主脚の緩衝装置がなくて脚柱の構造自体のしなりで衝撃を吸収していたのではなかろうかという私の認識を披露しましたが、考えるにつけそれはあり得ないだろうという思いが日に日につのり、再度調べてみたところ、私の藪にらみは誤りでした。
幸いライサンダーを紹介している海外の動画などがいくつかあるので、それらによるとどうもこのヒコーキの緩衝装置はあのでかいスパッツのなかに組み込まれているらしいです。
そこで写真や資料を探してみたところ、ヒントになりそうな写真がありました。上掲の画像は英国、ダックスフォードの帝国戦争博物館に展示されているライサンダーです。ホイールカバーが外されているので内部が見えますが、例の角柱の最下部がホイールに接続されているのですがこれはホイールのセンターではありません。ホイールのバックプレートのセンターよりやや上に接続されています。内部が見えないのが歯がゆいのですが、車輪の中心には軸があるはずで、(自動車ではホイールハブと呼びます。)そのハブと角柱のあいだに何らかの緩衝装置が組み込まれているのだろうと想像します。
外側からホイールを見ると、ホイールの内側に黒い、たくさんのボルトで組み立てられているような縦長のものが見えるのですが、これが緩衝装置なのではないでしょうか。では、ブレーキはどこに?外から見えないということはこの黒いものの奥にあるとしか思えません...ブレーキはホイールと同軸である必要があり、緩衝装置はハブと支柱の間で浮動するはずです。ア“~内部構造が知りたい!!テディのことです。きっとなにかやらかしているに違いないのです。ライサンダーの細部がわかる資料をさがすのは国内の一般の書店ではとても難しく、かといっていまさら海外の書籍を輸入する気にもなれないし(ライサンダーのためだけにねぇ)もやもやと悩みは募るわけですがこれも老後の課題ということにするしかないか。すぐに実機をみにいける米英のオタクがうらやましい。
米国、ワシントン・ダレス空港近くのスミソニアン新館、アドバー・ヘイジ―・センターに展示されているライサンダー。
唐突ですが今回はこれで終わりです。暑いのでいやいややっている仕事以外外出するつもりはありませんがオタクなので引きこもりはくになりません。皆さん、どうぞご自愛ください。


