失う練習はできていますか?
そう聞くと
ドキっとする人もいるかもしれません。
最近は手に入れること、
得ることに意識が向くことが多い気がします。
この時、頭に浮かぶことは・・・
「得たものは必ず失う」
これはどんな時代、
どんな人物にも当てはまる摂理です。
いつの時代であっても、
多くのものを手に入れたであろう権力者たちも、
結局はみな衰退の憂き目にあっています。
失うことに意識が向けば、
今あるものにも感謝が
できるのではないでしょうか・・・
やたらと夢や希望持つよりも、
今の社会的地位や仕事、
家族や健康さえも、
いつまであるか分からないと
考えてみることは、悲観的でなく、
大事なことだど私は思います。
今、普通に過ごしている毎日が、
明日も同じようにあるかどうかなど
分からないから。
これが失う練習です。
得よう、
持とうばかりするから、
失うのが怖くなるんです。
金も名誉もいらない。
自分の命だって必要あればくれてやる。
この感覚を「捨て身」といいますが、
「捨て身」になって腹さえくくれば、
これからの人生に何が起ころうとも、
オロオロしないで
生きていくことができるでしょう。