ヒーロー日米比較
スパイダーマン3は日本では大ヒットしているのだろうか?
昨日スパイダーマン3を見に行った。
スパイダーマンはもちろんアメコミ出身のヒーローだ。
これを日本のヒーローキャラクターと対比させて考える。
そうすると日本で受け入れられるかどうかが見えてこないだろうか?
①敵キャラがアメリカ国籍を持っている。
日本の特撮・アニメのヒーローは、特に国籍は想定されていないことが多い。
むしろ、宇宙人など非人間的な設定である。
②敵キャラとの戦闘は市中・特に建物が多い。
日本の特撮では、人里離れたところが多い。(単純に市中ではセットに金かかるから?)
アニメでは明らかに宇宙が多い。
③主人公は孤独と戦う。
仮面ライダーシリーズも孤独を出すことはあるが、
最終的には「俺にも仲間がいるんだ」で落ち着く。
④日本の方が武器が未来的である。
スパイダーマンは糸。バットマンの武器も蝙蝠に似せてあるだけ。
スーパー戦隊シリーズなどの武器は現代では非現実的。
⑤日本のヒーローは必殺技をもっており、シリーズ化されている場合、
お決まりパターンになる。(ライダーキックなど)
アメコミについては映画くらいでしか見てないので、これはあたってるかどうか。
⑥日本のヒーローは巨大化する。
ウルトラマン・戦隊シリーズ。アニメも大体そうだ。
⑦アメリカのヒーローは普段はあまりにも一般人だ。
日本のヒーローはよくパトロールしている。まるで本職みたいに。
(どうやってメシ代出るのやら)
⑧アメリカのヒーローは新聞に取り上げられる。(噂になる⇒妬まれる)
市長から表彰される。
⑨ストーリーは1都市で完結する。(1都市でも東京より人口は多いが)
⑩アメリカのヒーローは女の子にもてる。必ずキスシーンがある。
日本のヒーローは子供のみに人気がある。
⑪敵キャラとの対決はいつも夜だ。
これも撮影の経費のため??
⑫アクションシーンの展開が早い。
もちろんCGを使っているためだが、
それ以上に日本のアクションには独特の「間」がある。
⑬敵・もしくは敵組織は個人的な恨みで人を襲う。実験の失敗で変な姿になったとか。
日本の敵の目的は大体、地球征服だ。
⑭敵・もしくは敵組織の目的はずばり、「金」だ。
などなど。
つまり、日本の方がかなり現実離れしている。夢がある。だから面白い。
やるんだったらここまでやってほしい。
予告編でトランスフォーマーがあったが、
アニメの良さをどのくらい活かしてくれているのだろうか?
(見た感じ、宇宙戦争の二の舞な気がしたのは僕だけ???)
日本のアニメなどが海外に輸出されたり、リメイクされるのは、とても誇らしいことだ。
それだけ日本に独創性があり、クオリティーも高いということだ。
しかし「ゴジラ」でもそうだったが、
その作品の雰囲気は変えてほしくない。
個人的には、ね。