小林製薬 紅麹サプリで健康被害 なぜ自主回収が遅れたのか?

 

3/22,小林製薬は米こうじの一種である「紅こうじ」成分を配合した機能性表示食品のサプリメントで、接種した40~70代の13人に腎疾患などの報告が出ていると発表した。

 

6人が入院し、うち5人は既に退院、人工透析が一時必要にあった人もいた。(3/24にはサプリを接種して入院した人が新たに50人いたことと、3/26には同社の紅こうじサプリメントを3年間継続して接種した人が腎疾患で2月で死亡していたという発表が追加でされている)

 

同社は自主回収を実施、約30万袋の自主回収などに約18億円の費用を充て、被害者には保証を含めた対応を検討するとしている。

 

また紅こうじを使った製品は小林製薬が自社商品で販売しているだけではなく、原料として他社にも提供されており、「国産いか使用いか塩辛」「いか塩辛3P」などに紅こうじを使っている紀文食品なども自主回収を決めた。

 

他社も自主回収を行っていくものと予想される。

 

◆ なぜ紅こうじで健康被害が起こったのか?

 

なぜ紅こうじで健康被害が起こったのか?

 

結論から言うと、現状では原因は正確に分かっていない。

 

小林製薬は、3月に行った生産データの再確認では「未知の成分」の存在を示す分析結果が出て、自主回収を決めたと発表している。

 

紅こうじについては以前より紅麹菌がつくる有毒性の「シトリニン」の危険性が言われていたが、今回検査ではシトリニンの検出はされなかったようだ。

 

人為的な異物混入については、製造本部長が「工場ではきっちりと入室管理し、決められた従業員しか入れない」と否定しているが、現時点で完全に否定できる状況ではなく、工場の管理体制に何らかの問題があった可能性もある。

 

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