二色の彼岸花が並んで咲いていました。自分たちでは分からないだろうに、並んで咲いているのがなんとも言えず可愛いです。私たちもそれぞれ、皆、違う人間。一人として同じ人はいないのですから、これまたすごいこと。神様の目にどんなに美しく映っていることでしょうか。

先週の箇所までで、三人の士師が出て参りました。今日は四番目の士師。そしてそれは女性です！女性も神様は豊かに用いられるんだなーと改めて。☺️

1️⃣1〜3節

ここに女性預言者デボラが起こされるに至る背景が描かれています。

「イスラエルの子らは、主の目に悪であることを重ねて行った」とあります。一度や二度ではありません。「重ねて」ですから「繰り返し」しかも、それは常態化していたものと思われます。彼らは罪に対して学ぶことなく、士師がいなくなった途端に、すぐに罪の世界に舞い戻るという有様でした。

神様は彼らに対してハツォルを治めていたカナンの王👑ヤビン🤴という人を送り、彼にイスラエルを売り渡された、と記されています。（2節）20年間です。

そのヤビン🤴の軍団の長はシセラという人でした。

イスラエルは、この士師記の構図のように、またしても、神様に助けを叫び求めます。

「神様！！！助けてください！！！！！」と。

平穏・安泰の時は、神様なんて知らないわ、と神様を求めることなどしなかったイスラエルの民。しかし大変な時は大慌てで、切実に神様に助けを求める調子の良い人間の姿そのものです。

イエス様は山上の説教で言われました。

「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。」と（マタイ5章3節）自分の無力さ・弱さ・不甲斐なさに嘆く者は神様に救いを求めるようになっていきます。しかし、なんでも手に入り、自分の思うがままに行く者は、心がこの世のもので満たされ、天の御国を求める機会を失ってゆくのです。そう考えると、ある意味、苦しみに遭うということは、幸いとも言えることで、霊的な視点で見るときに、苦難や試練に遭うことは、

そこでようやく本気で神様に向き合うようになっていくということで、神様から大きなチャンスをいただいているということなのかもしれません。

祈らねば、神様に求めねば！と真剣に神様にすがる姿勢へと変えられてゆくのです。

2️⃣4〜10節

神が民の叫びに応えてくださり、預言者を立てられました。

女預言者デボラの登場です。

女預言者と聞くとあまり耳慣れないかもしれませんが、モーセのお姉さんのミリアムもそうですし、新約聖書に出てくるアンナという預言者もいます（ルカ2章36節）

他にも使徒21章9節に「預言をする未婚の娘四人がいた」という箇所もあります。

イギリス国教会・カトリックにおいて、女性の教職者がいなかったことから、なかなか女性が御言葉を語るということに否定的な場合もありましたが、聖書はなんと言っているかというところに戻るときに、女性だから教えてはいけない、用いられない、ということはないということがわかります。

聖書は男性の権威をしっかりと語りながらも、女性の活躍と賜物が用いられている姿をしっかりと記しています。

この女預言者デボラは、神様の創造の秩序をわきまえつつ、男性をたてて助けながらお互いに神様の御心を求めていくように働いた人物です。

彼女はバラクという人に対して「神様はこう言われる！」と言って命令したのではなく、

きっとバラクも神からの言葉を受けていたのではないかと思われますが、「主はこのように命じられたのではありませんか？」と丁寧に巧みに励ましの言葉を持って伝えているのです。

９節でデボラの語りかけをきき、ようやく重い腰を上げたバラクですが、そのバラクに水を差すような言葉・預言をデボラは語ります。

「ただし、あなたが行こうとしている道ではあなたに誉は与えられません。主は女の手にシセラを売り渡されるからです。」

デボラが言うから行く、と言うのではなく、戦いの勝利は神様によって約束されているのだからバラクさん、あなたは神の言葉によってそこに立って出てゆくべきなのでは？というデボラの言葉です。

3️⃣11〜16節

さて、バラクが出ていった戦いはキション川というところが戦場となりました。

敵するシセラの軍は、鉄の戦車900台です😱

これは強調されていますね。3節と13節にしっかりと台数が書いてありますから。

イスラエルにはなかったでしょう、こんなにたくさんの戦車・・。戦車の数では負けていた訳です。

しかし、14節、デボラが励まします！彼女は励ましの賜物のある人だったんですね。

「立ち上がりなさい！今日、主があなたの手にシセラを渡される。

主があなたに先立って出て行かれるではありませんか！」

神様の預言によって、しっかりと励ますのです。

バラクはそこで、出かけます！勇敢に！

しかし、彼が戦う必要は実際はなかったのです。

「主はシセラとそのすべての戦車とすべての陣営の者を、剣の刃を持ってバラクの前で混乱させられた。」と15節にあるからびっくりです。😳

イスラエルの民が戦うまでもなく、あっけなく、イスラエルの民は勝利したのです。

武器に頼って戦うのでなく、神様の御心がどこにあるかで勝敗が決まる、と言うことを私たちは改めて教えられるのではないでしょうか。

いつの時代も、人の知恵・戦略・武器の強さ。これらがクローズアップされる人の世です。

しかし、戦いが起こった時・物事の事象の中で、神様の御心がどこにあるのか。神様の御心は変わることなく、神様の御心だけが成るのです。

この「戦車900台」のように、「私にはこれがあるから大丈夫！✌️」というものが、かえって「大きな妨げ」「邪魔」になると言うことを知るのです。

神様の御心を知って確信しているならば、たとえ戦いが不利に見えるような時も、苦難が大きいと思われる時も、そこに神様の御心を求めて、それが成るように求め続けてゆくことが必要なのです。

4️⃣17〜24節

さて、ここには敵軍長シセラの最期が記されています。

彼の軍隊はなんと「残された者は一人もいなかった」とあります😱

シセラ一人が残ったのです。彼は、そこで自害したかというと、しませんでした。

そして命からがら、味方と思っていたケニ人の天幕に逃げたのです。

そこで、ケニ人へベルという人の妻ヤエル👩の手によって、あっけなく殺されてしまいます。その殺人道具は剣でも槍でも、戦車でもありません。

シセラはそもそも、自分が逃げ込んでも殺されないだろうという計算で、剣がないと思われるような天幕へ逃げ込んだのですが、天幕の杭で疲れて横になったところを打たれて死んだのです。

3章の終わりに登場した、シャムガルという農夫は普段自分の持っている牛を追う棒で敵軍を六百人やっつけてしまったと記されていますが、このヤエル👩は、天幕をおさえる杭で

この敵軍長シセルをやっつけてしまったのです。😱

神様は、私たちが、剣や槍・戦車といった、人の目から見て非常に強力な武器を持っていなくても、私たちをどのようにでも用いて働いてくださり、ご自分がお語りになったことをなしてくださる方なのですね。

「私には何もないわ😞」などと思わず、持っているその力で、神様の御心を求めて、命令に従ってゆくこと。「金銀は私にはないが、私にあるものをあげよう。」といったペテロのように、信仰によって進んでゆきたいと語られました。信仰！「神様を100信じて歩んでゆく」ハレルヤ！神様に感謝して信頼して歩んでゆきたいです♡

「信仰がなければ神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神がご自分を求めるものには報いてくださる方であることを、信じなければならないのです。ヘブル　11章6節　　　聖書」

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二宮山西キリスト教会 | 日本福音キリスト連合｜神奈川県湘南にあるキリスト教会神奈川県湘南にある、～潮風かおる～二宮山西キリスト教会。1966年に誕生/2018年4月より牧岳司牧師が奉仕を始める。毎週幼児から年輩者が集い暖かな雰囲気の中で共に神様への礼拝をささげています。| 二宮山西キリスト教会は日本福音キリスト教会連合に加盟するプロテスタントの教会です。

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「 神様に用いられた女性 」✴︎士師記4章（10/2 祈祷会）

「　神様に用いられた女性　　」✴︎士師記4章（10/2 祈祷会）