上村愛子が舞った!W杯3年ぶりVにスマイル全開 | 一期一会~感謝~

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フリースタイルスキー・W杯猪苗代大会第2日(16日、福島・磐梯町アルツ磐梯)愛子、久しぶりV! 男女モーグル第6戦で、予選を2位で通過した上村愛子(28)=北野建設=が決勝で22.59点をマークして逆転優勝した。上村は05年2月のボス(ノルウェー)大会以来、3年ぶり3度目のW杯優勝。今季の種目別でも3位に浮上した。長野五輪金メダリストで、トリノ五輪以来2年ぶりの試合出場となった里谷多英(31)=フジテレビ=は14位で予選落ちした。

上村愛子へ ぶれない。背筋を伸ばし、加速しながら滑走する。平均斜度30度と世界で屈指の難コースで、ターンを刻む愛子が突っ込んでいった。

 女子ではトップの30秒15でゴール。ターン点も1位で日本開催のW杯を初制覇し、「すごくうれしい。いいのかな、という感じです」。あのいたずらっぽく笑う、とびきりの愛子スマイルが戻ってきた。

さすが魅せます! 定評のある愛子のエアは豪快

 決勝前、午前中の予選との雪質の変化に気付いた。スキー板がより滑りやすい雪。制御するのが難しいが、「板をスライドさせると自分の滑りではなくなる。板の滑りに体が遅れないようにしよう」とスピード勝負に出た。愛子といえば、エアで体軸を斜めにして回転する大技が売り物だが、この日はリスク回避のために封印。こぶの衝撃をひざの柔らかさでリズミカルに吸収しながら、スピードに乗った。

 12年前から数えてW杯で21度目の表彰台だが、過去優勝は2度。3度の五輪ではいずれも入賞止まり。今回の優勝は、課題だったターンを克服しつつあることを証明した。

 かつて、世界で屈指のターンテクニックを誇ったヤンネ・ラハテラ氏(フィンランド)が、昨季から全日本スキー連盟(SAJ)コーチに就任したのも大きい。同コーチは基礎の滑りを徹底して練習させており、SAJ・林辰男フリースタイル部長は「技術がないとこんな難しいコースをきれいに滑るのは無理。ヤンネの教えが結果に出てきた」と評価する。

 昨シーズンは左ひざ痛の影響で不本意に終わった28歳。「今季の開幕前は、こんなにいいシーズンになるとは思っていなかった」。大きな目に、たくましさも宿る。


■女子モーグル

(1)上村愛子(北野建設)22.59点(2)スドバ(チェコ)21.44点(3)トリート(米国)21.43点(6)伊藤みき(中京大)19.70点(9)伊藤あづさ(中京大)17.41点(14)里谷多英(フジテレビ)16.80点(19)村田愛里咲(北海道・北海道尚志学園高)15.78点(25)田村悠(富山・富山一高)7.92点
※上村は今季初勝利、通算3勝目。決勝進出を逃した13位以下は予選成績で順位決定



■モーグル

 約20~30度のコブ斜面を滑り降り、ターンテクニック、途中2回のエア演技、タイムの3つを競う種目。採点の比重はターンが50%、エアとタイムが各25%。大きな吸収動作とダイナミックな動きが魅力。斜面の長さは200~270メートル。92年アルベールビル五輪から正式種目として採用。2人が同時に滑るデュアルモーグルもあるが、五輪では採用されていない


  
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