『私の失敗』テーマについて 掛布氏が語ってます。
「僕の失敗といえば、飲酒運転ですが…」
問わず語り。聞こうとは思ってたけど、質問したわけじゃない。覚悟していたようにそんな言葉が出てきた。痛恨の記憶なのだろう。にこやかだった表情が、この時ばかりはさすがに曇る。
昭和62年3月、オープン戦のさなかに道路交通法違反(酒気帯び運転)で兵庫県警に現行犯逮捕された。即日釈放されたが、球団には謹慎処分を受けた。
「掛布選手が“大トラ”逮捕」。新聞にはそんな見出しの大きな記事が躍った。看板選手の不祥事に球団オーナーが激怒した、とも伝えられた。
「大阪のホテルで知人と飲んでたんです。帰るとき、ホテルの人も『車は置いていってもいいですよ』って言ってくれたんですけどね、車が寂しそうに見えたんです。『連れて帰って』って言ってるみたいで…」
当時の愛車はフェラーリ・テスタロッサ。どこをどう走ったかあまり覚えていないが、兵庫県西宮市の名阪高速に入るところで検問にあった。
「逃げも隠れもできない。もう、すみませんと言うしか。体力とか、いろんなことを過信していたと思います」
現役時代は、ポルシェ、ベンツ、BMW、そしてフェラーリと高級車を乗り継いだ。運転も好きだが、「1人になれる空間」として大事だったのだという。人気球団のスター選手。どこに外出してもファンやマスコミに追い回される。運転席には、貴重なプライベートの時間があった。
「独身時代に合宿所(虎風荘)にいたころも、近くにガレージを借りていたんです。止めてある車に座って、ぼーっとしてまた部屋に戻ってくる。そんなこともしてましたね」
それにしても酒気帯び運転は大失敗。「グラウンドで取り返すしかない。そう言ってましたし、思ってました。でも、そんな甘いもんじゃないですね、取り返せるようなことじゃ…」。胸の苦渋に押しつぶされるように、言葉が沈んで、消える。
最近は、車を運転する機会も減ったそうだ。「あのとき事故につながらなくてよかった。ほんとうにそう思います」(文 篠原知存)
テスト生同然のドラフト6位で入団。ミスタータイガースの称号は彼以来誰もつけてイナイ。『85年阪神日本一の四番打者』打点王、本塁打王、ゴールデングラブ賞、ベストナイン・・・数々のタイトルを獲得、惜しまれて32歳の若さで引退。他球団のコーチの誘いはあったけれど、縦じまを想う気持ちのためかどうかはわからないけれど、律儀な掛布さんは一切断っている。阪神球団の中には今でも当時のことを完全に許していないらしいと聞いたことがある。時期監督になった時は木戸さん「作戦バッテリーコーチ」には、掛布氏と真弓氏の入閣をしてもらいたい。
そして、もう一度背番号31をつけ、永久欠番にしてほし~の。<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?543105 ">人気ブログランキングへ</A>