元阪急・野口二郎氏 死去 | 一期一会~感謝~

一期一会~感謝~

挑む   2017

厳しく 明るく

プロ野球界で戦前、戦後を通じて活躍した名投手で、延長28回を一人で投げ抜いた鉄腕ぶりなどが知られる元阪急ブレーブス投手の野口二郎(のぐち・じろう)氏が21日午前9時2分、肺炎のため兵庫県宝塚市の病院で死去した。87歳。名古屋市出身。告別式は23日午後1時から兵庫県西宮市高畑町2の25のエテルノ西宮で。喪主は長男誠(まこと)さん。自宅住所は公表されていない。

 愛知・中京商業(現中京大中京高)で1937年夏、翌年春に甲子園大会で優勝し、法大を経て39年にセネタース入団。1年目に33勝。翌年からも33、25、40勝と勝ち星を重ねた。42年5月には名古屋戦で延長28回(日没引き分け)を投げ抜き、その前日にも完封勝利。「鉄腕」の称号をほしいままにした。

 40、41年に最優秀防御率、42年は最多勝。戦後は46年に阪急で復帰し、翌年には24勝を挙げた。42年に記録したシーズン最多完封「19」、48年のシーズン最多無四球試合「13」は現在もプロ野球記録。

 打者としても優れ、46年に31試合連続安打をマーク。71年に長池徳二(阪急)に更新されるまでプロ野球記録だった。46年と49年には100安打以上を放った。

 実働12年間で投手成績は237勝139敗、防御率1.96。現役引退後は阪急、毎日、近鉄でコーチなどを務め、89年に野球殿堂入りした。