2-2の同点で迎えた7回。浜中、矢野が打ち取られた2死無走者から、しぶとくつないだ。
「いい打席で使ってもらっているので、思い切って振っていこうと思ってました」
関本の四球で回ってきた出番に、林が応えた。初球。外角速球を強引に引っ張ると、高く弾んだゴロが一塁・栗原の頭上を越えていった。開幕2試合連続の代打安打は、判断良い走塁で二塁打に。一気に好機を拡大し、ルーキー・宮崎をマウンドから引きずりおろした。
「バットも振れているし、今は初球からどんどんいける」
好調さもさることながら、どうしても打ちたい理由があった。スタンドでは台湾から単身で来日した兄・威名(ウェイミン)さんが観戦。開幕スタメンを逃したことで、母・張鳳嬌さんを招待する目標はかなわなかったが、兄の前で価値ある一打をかっ飛ばした。
代わった佐竹からも、鳥谷が四球を選び2死満塁。決勝の1点をもぎ取ったのは、赤星の冷静な頭脳だった。打者なら誰もがヒットを欲しがるこの場面。だが、豊富なキャリアがはやる気持ちを抑えつけた。
「ヒットを打ちにいったけど、低めのボールだけは振らないことを心がけた」
フルカウントからの外角低め速球をきっちり見送り、勝ち越しとなる押し出し四球。直前の2-2から外角低めのスライダーを見送った時点で、勝敗は決していた。
「セキがよくつないだ。2アウトからでも当然、林と思っていたから」
岡田監督はしてやったりの表情を浮かべた。2死から、それも8番からの決勝点に意味がある。どこからでも得点できるのが07年の猛虎打線。指揮官の目指すべきスタイルで初星をゲットした。 でもこの2試合見る限り打線は機能してない(^_^;)