厚生労働省は未納率の高さが問題となっている「国民年金の保険料納付」に関し、来年4月末の口座振替分から2年分の前払い制度を始めることにしました。
保険料をまとめて前払いすると割引になる制度で、現在は1カ月分と6カ月分、1年分があり、1年分の場合の割引額は年間3780円。 これが2年分前払いすると、割引率は4%(1年前納は2.1%)、毎月払いより2年間で約14,000円安くなる計算になります。
納付書作成の事務処理スケジュールや口座振替促進の観点から、2年前納ができるのは、口座振替のみになり、現金納付には適用しない方針。
若者を中心に未納問題は根強く、国民年金の納付率は過去最低を更新。
厚労省は前納制度のお得感をアピールして、納付率の改善につなげたい考えです。
ただ、現在でも1年前払いをしているのは、全体の約10%程度。
さらに一度に支払う保険料が増えれば、お得感はあってもどの程度2年前納を選択するかは疑問な点もあります。
ちなみに13年度の保険料で計算すると、本来の納付額は36万960円ですが、2年分の前払いをすると34万6600円の支払いで済みます。
支払い方法の選択肢が増えることは納付者にとってメリットですが、年金制度本来にも早く手を加えて欲しいと考えます。
厚生労働省HP「国民年金保険料の2年前納制度の導入」
ウィル社会保険労務士事務所HP