第5回勉強会 日本と比べる世界の教育制度
日時:2013年3月30日(土) 18:30-21:00
場所:荻窪地域区民センター第五集会室
参加者:5名
3/16の勉強会の内容の延長のような形で実施しました。
引き続き、参加者の方に事前に作成してもらったレポートをまとめた冊子を使いながら取り組んでいきました。
また前回参加して頂いた参加者の方には、宿題が課せられていましたね!
他の参加者の方から沢山の質問がそれぞれに対して出ていたので、それに答えるようなレポートを作ってくる、という宿題を出していたのです。
写真はフィリピンを題材に取り上げた前回のレポートと、前回他の参加者から出た質問に答える今回のレポートです。
なかなかボリュームがあるので、まずはレポートに目を通す時間を設けました。
みなさんとても熱心に、他の参加者の方々のレポートを読んでいました。
①18:50-報告
まずは発表という形でそれぞれのレポートを報告。
前回宿題を課されていたのは、ドイツ、フィリピン、フィンランド、オランダ、日本の五カ国。解消された疑問点には「へぇ~」という声がたくさんあがっていました。
二回続けて同じ内容の勉強会をすることで、学んだことを復習することができます。
またあくまで一時的な勉強ではなく、長い期間での勉強をし、それをしっかりと生かしていける場所を作れます。
PSが目指している「深い学び」に少しでも近づけたかな、と思います。
また新しく、イギリスの教育制度に関する報告もありました。
新しい国のレポートが加わったことで、新しい考え方の切り口がそれぞれ生まれたのではないでしょうか。
②19:35-グループワーク「各国の教育制度への評価、疑問点の解消」
前回と同じようにグループワークを行いました。
各国の教育制度への評価を、レポートを元にグループ内で意見交換してもらいました。
新しいレポートや宿題による疑問の解消があったことで、色々な意見がまた新たに出ていましたね。
③19:55-それぞれが気になったことを挙げてもらう
前回からの3回のグループワークを終えて、それぞれが最も「ここは気になる!」「印象深い!」と感じたことを教えてもらいました。
・教員養成課程について
・「愛国心」とは何なのか
・詰め込み学習と体験学習の違いについて
・教員の待遇について
・フィリピンのマカバヤン制度について(「愛国心とは何か」に近いかも)
一通りこんなことが挙がりました。
これらは全てホワイトボードに書き出し、参加者全員で共有しました。
④20:00-グループワーク、発表
そしてホワイトボードに書かれた5つを参考にしながら、「日本と比較してみてどうか」「日本にこういう制度を取り入れたらどうか」という話し合いをしてもらいました。グループのメンバーは変更しています。
最後にはグループで話したことを、5分程度で軽く発表してもらいました。
グループ1 教員養成課程という切り口から
●実習の意義
・実習した後のフィードバックの時間が必要(例:フィンランドの教員養成)
・日本は、実習をフィードバックする時間がない。
・日本は学び続けられる力がない教員が多い。そもそも、教材研究する余裕がない。
●日本の授業は受動的な印象?
・大学受験の影響が大きい。
・日本の教育には「基準」のようなものがある。それは法律かもしれないし、無意識に潜んでいるものかもしれない
・「基準」にそぐわないもの、合っていないもの、逸脱しているものは認められない?
・職業につくために大学に入る。その考えがある時点で教えるというスペシャリストである教員が育たない。
・学び続けられる教員が魅力的であると思う。
●教員の待遇は大いに問題があるのではないか。
・フィリピンなどは、教員の給料が安すぎる。優秀な教員が海外に流出してしまっているという現状がある。
・日本の教員の待遇も、よいとは決して言えない。ぜひ改善すべきなのではないか?
グループ2 「総合的な学習の時間」という切り口から
●「詰め込み学習」が、日本の教育には根付いていると思う
・イギリスのように地域に根ざした教育、生活台に基づいた教育が魅力的
・しかし子ども達の生活台を、教員がきちんと理解できていない現状があるような…
・学校と学校の外の間にはいつも大きな溝がある
・体験型の学習のほうが、子どもは印象に残るし、学びになる
・どうして日本では体験的な学習が根付いていないのか
・「総合的な学習の時間」が根付いていない理由がそこにありそう?
●教員が何をったらよいのか分からないという現状
・誰かの授業案を丸々模倣しても仕方がない
・結局は教員個々人に任せられている「総合的な学習の時間」
●帰着点を作ればいいのか…
・イギリスのトピック学習の帰着点は「発表」することなのでは
・「発表」という名前に一層のこと変えてしまってもいいかも
・「発表する」というゴールがあって、そこへの道順を大まかに教師が決めればいい
・たとえばプレゼンをするなら、教師はその方法を具体的に「教える」役目になる
・たとえばパソコンを使って調べ物をするなら、教師はその方法を具体的に「教える」役目になる
大凡このようなことが話されていたようです。これは全体で共有をしました。
皆さん頷きながらメモを取ったり、勉強会の終わった後は個々で質問をしていたりする姿が見受けられました。
参加者の方からは、「充実していたので時間が足りなかった」という声も聞こえました。
時間のすすめ方や確保の仕方については、今後の勉強会に前向きに生かしていきたいと思います!
☆
今回の勉強会では、事前にレポートを作成するという新しい形を導入してみました。
参加者の方の負担になるかな?と懸念していましたが、みなさん個性あふれる素晴らしい、濃密なレポートをまとめてきてくださって、本当にありがとう御座いました。
この勉強会が、皆さんの今後のお勉強の糧になれば嬉しいです。
これからもPSでは「深く学びあうこと」を目指した勉強会を企画していきます。
次回勉強会は4/20(土)「教室で使えるアイスブレイキングの実践」
4月という季節を踏まえた勉強会です!学級開きなどを念頭に置いた、教室で子どもを対象に行う活動を実践し、その良い面、悪い面について考察します。
またこの勉強会は新歓も兼ねているため、教員志望者同士が交流し、仲間としての絆を深められる要素も取り入れたいと思っています。
詳細とお申し込みはこちらから
●Pallet
「刺激に出逢う」・・・色々な参加者の考えや価値観に出逢える集まりを目指します。
●Prism
「自分を広げる」・・・幅広いテーマに触れ、参加者の世界を広げ続ける集まりを目指します。
●Space
「学びあう場所」・・・教員になる目標に向かって、少人数で深く学び合う集まりを目指します。





