基本、くだらないことを真剣に考えているみえリハビリテーション研究会の番條です。
日本の食生活の変化に着目して本日は、必須脂肪酸について話したいと思います。
必須脂肪酸とは、「生体に必要不可欠でありながら、体内で合成することが出来ない脂肪酸」のことを指します。
必須がつくということは相当身体にとって大切な役割をしているんでしょう。
実は、身体の細胞膜やホルモンを作ることをしています。
これを聞くと超重要なことが分かりますね!!
人は、身体にとって大切なものを、世の中の物質から取り込むことで生きています。
ω‐6脂肪酸とω‐3脂肪酸の2系統の多価飽和脂肪酸が必須脂肪酸と言われています。
普段なじみがない方は、何のこっちゃ分からないと思います。
この辺りは化学の分野ですね。それぞれ性質の違う原子の集まったものを化合物と呼びます。その化合物の配列の違いで名前を変えています。
ω‐6脂肪酸とはリノール酸があり、そこからγ-リノレン酸、アラキドン酸が産生されたりします。
ω‐3脂肪酸とはα-リノレン酸があり、そこからエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)が産生されたりします。
ω‐6脂肪酸がω‐3脂肪酸を作ることはできず、逆も然りです。
それぞれ個別で摂取する必要があります。
最近では、EPAの持つ抗炎症作用が慢性炎症性疾患に対して有効であると言われています。
脂肪酸と聞くとイメージとして脂肪というワードが頭に入ってきて、メタボ、肥満など色々、良くない印象が先行していましたが、実は生体にとって重要な働きをしているんですね。
では、ω‐6脂肪酸やω‐3脂肪酸はどんなものに含まれているか気になってきましたね。
このような感じです。
先ほど挙げたω‐3脂肪酸であるEPAは魚介類に含まれています。
わかりやすいところで「青魚」にたくさん含まれています。
以前の日本人の食生活では、ω‐6脂肪酸とω‐3脂肪酸が大きく偏ることなく摂取できていたと思います。
それが、最近では魚嫌いの子供も少なくありません。
要因としては、ジャンクフードがたくさん出てきたことや魚料理の食べるときの手間などが挙げられますかね。
食生活が欧米化してきてω‐6脂肪酸優位な食生活が最近の日本人の腸内環境を悪化させてきているのは間違いありませんね。
先週も言いましたが、腸にストレスを与えている原因の一つとして食生活の変化が大きな要因として考えられます。
ジャンクフードなどを食べたその時には何も症状が出ないと思います。
しかしながら、それを積み重ねることで何年、何十年先の自分には確実にダメージとして蓄積されている可能性は十分にあります。
食べるなとは言いませんが、バランスを心がけていくことも今後、大事なセルケアにつながっていくと思います。
もし良ければ何かのきっかけになっていただければ幸いです。
本日も長々とお読みいただきありがとうございます。
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