隔週日曜担当のおちゃらけPT、みえリハビリテーション研究会の佐藤(貴)です。
最近はまっているものはLINEのポコパン。なかなか高得点が取れません。
誰か攻略法を教えてください。
とりあえず。
2020年東京オリンピック開催おめでとー。
しかーし題名はこの関係ではございません。
というわけで、本日は転倒予防にむけての予備知識。
近年、転倒が原因で骨折する高齢者が増加しているのが現状。
高齢者が増えてきているから当然のこと。ってのは前回お話いたしました。
平均寿命も増加することで、老化に伴い生じる身体機能及び精神機能の低下する人口も増加していることは容易に想像できますよね。
そもそも平均寿命の定義をご存知ですか?
「各年における0歳児の平均余命」
つまり、その年に生まれた子供は社会情勢など大きな変化がない限り平均的にこの歳まで生きるということです。
社会情勢というのは昔でいうと戦争や自然災害などです。
ちなみに…
全国平均寿命はどの程度かご存知ですか?
平成24年では
男性で79.94歳。 女性で86.41歳
10年前は
男性で76.09歳 女性で82.22歳
更にさかのぼると
1960年は
男性で65.32歳 女性で70.19歳
逆に予測では2055年には
男性で83.67歳 女性で90.34歳
この急激な推移が信じられますか?
もう近未来では最長年齢の記録が毎年のように塗り替えられるんじゃないかってね。
まぁ背景には医学技術の進歩や食生活が豊かになったことなどは周知の通りかな。
突然ですが
「健康寿命」という言葉をご存知ですか。
2000年にWHOが公表しました。
「日常的に介護を必要としないで自立した生活が出来る生存期間のこと」です。
平成22年時点での日本におけるデータですが
男性で70.42歳 (平均寿命:79.64歳)
女性で73.62歳 (平均寿命:86.39歳)
健康寿命も平均寿命と同様延びてはいます。
このデータが何を意味するか皆さんは想像できますか?
70歳まで元気で居れるようになったんだなぁ。
うん。うん。元気っていいな。
ってのもそうですけどもぉ。
感じてほしいのはこれ。
平均寿命-健康寿命=要介護状態
男性で約9年、女性で約12年。
ちなみに世界1位です。
これ重要。
この乖離が医療費の増大の1つの要因であることが言うまでもありませんよね。
昔はこの乖離が少なかったため健康な高齢者が多かったのかと考えたり。
昔の住宅の玄関の上がり框が高くても転倒せずちゃんと生活できるくらい健康だったんだろうなとか。
健康な生活が送れていたんだろうなって。
このように
平均寿命との乖離を減少させるため健康寿命の延伸が大きな課題となっています。
健康日本21という全国連絡協議会が国民の健康のために働きかけています。
ここでは全国にある、健康に対して働いている団体が多く存在しています。
多くの団体が健康に向けて活動しています。
現在、僕は骨折を受傷した方や、脳血管障害を発症された方に対し、社会に復帰するためのリハビリテーションを実施しています。
しかし、なぜ受傷してしまうのか、なぜ発症してしまうのかという考えを持ったことはありますか?
こういう生活してたら高血圧にもなるよねぇ。とか。
皆さん何気ない会話の中でありませんか?
なんとなく答えは見えつつあるんですよ。
現在のリハビリテーションのように発症後や受傷後に出来ることを提供することも必要ですが、
これからは先を見据えたサービスを提供していく必要があるんですよ。
多くの団体が活動を起こしている中、医療従事者として、リハビリテーションスタッフとして県民(国民)の健康のために何が提供できるのか。
そこで。
予防です。
そう。予防なんです。
負けられない戦いがそこにはあるんです。ムムム!
ん?
あ。熱くなりすぎた。
ここまで分かっている以上私たちがどのように関わっていけるのか
皆さんも一緒に考えていきませんか?
長文失礼しました。
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