ディフェンダー | みえリハPT、STのブログ

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みえリハビリテーション研究会PTSTメンバーのブログです。
毎日日替わりで担当者がブログをUPしていきます。

どおもキラキラ
夏は何故か体重が落ちますねガーン



何も鍛えてないのに体脂肪率11%とアスリートレベル目前のみえリハビリテーション研究会の中です。



嫌味ではないので悪しからずあせる



最近、堅苦しい話が続いたので今週はちょっと思考を変えてみたいと思います。



運動器疾患を診る中で運動についての基本を大事にはしていますが、その「運動」を可能にするには、会長森本、番條のblogでも書いている「栄養」と?





そう!「休養」です。





ザックリとですが、この3つのサイクルが狂うことがどんなに恐ろしいか



詳しく知っていなくても、理解できますよね?



リハビリだけで人が完全に治るわけないんですから、この辺は絶対に押さえておく必要ありです!



ということで今回、休養といっても幅広いので一番イメージの付きやすい「睡眠ぐぅぐぅについて書いていきます。



では、



当然ですが、人は皆寝ていますぐぅぐぅ



人生のうち睡眠に費やす時間は約1/3から1/4。
つまり、人生80年とすると25年から20年は眠り続けていることになります。



何か若干損している気がしますね。



けど皆さん1回位は、眠らない体になりたい。寝ることが邪魔だ。と思った事はありませんか?



僕はテスト期間中基本的に一夜漬けでやっていた方なんで、学生の時は特にそう思っていました。



後、徹マンしてる時も睡魔に負けて振り込んだことも度々あったりもして…



嫌な思い出です。



僕の思い出は置いといて、限られた人生の中でそれほどまでに時間を費やす睡眠。



当然、無駄であるはずがない!



起こるべくして起こる睡眠という現象。



つまり、人には「寝る」という現象がプログラミングされているということになります。



では何故必要なのか。



それは、日中の生活との関連が深く関わってきます。



僕達は普段様々な行動に対し、脳活動を作動させます。
何でもそうですが、休まずに常に動くということは、そのものの限界値に対しての消耗が早くなってしまいますよね。



脳も同様です。
常に活動させていると、いわゆる集中力の欠如や注意力が散漫になったりといったことが、顕著に出現します。



私たちの身体や活動は脳が司り、エネルギーの消費量も大きく、起きて活動している覚醒時には全身で使うエネルギーの約20%程度を脳が消費していると言われています。



この脳を休息させオーバーヒートさせないのが睡眠の1番の役割です。



しかし、オーバーヒートの状態が続くと生命の維持にも重大な影響を与えます。



ラットでの実験ですが、3~5週間の完全な睡眠剥奪を続けると、食物摂取量が増加するにもかかわらず、体温低下や体重の減少、生体防御機能の低下などが起こり、衰弱死することが報告されています。
そしてこの原因は、体温の喪失によるエネルギーの消耗が原因であると考えられています。



あくまでラットの話ですが、人では当然研究できないですからねあせる



まぁつまり、食べても食べても、栄養だ栄養だと言ってもエネルギーは起きている限り消費し続け、衰弱していく可能性があるわけです。



また、睡眠不足は大脳の感情コントロール機能も低下し、協調性の低下や気分の低下をもたらし、高齢者では社会的自信度や情緒的社会適応度が顕著に低下することも判明しています。



周知の事実ですが、改めて文章におこしてみると…ヤバイですね叫び



しかし、脳の回復には睡眠以外効果はありません。



患者さんで不眠の方多くいますよね?




疲労しやすい原因を真っ先に高齢だからとか内科疾患があるからとか、ましてややる気がないからとか思ってないですか?




不眠の影響が全てとは言いませんが、顔色、脈圧、言葉、毎日違うはずですよ。




入院生活に関しても快適という方はほとんどいません。




だって環境が全く変わるのですから。




特に高齢者の方はリハビリという言葉自体が聞きなれていないので、入院は不安でしかない。




当然、ストレスに満ち溢れてるので、眠れない人も出てきます。



手技だけじゃなく、不安を取り除くのもリハビリの仕事ですよ。



あ、後、眠れないからと言って、安易に睡眠剤を入れるというのも正直どうでしょうか?



必要度に応じての使用はいいんですが、何故眠れないのかを探るのが先じゃないですか?

もしかしたら、枕がかわったからあせる

とかあるかも知れませんよ?

たわいもない話かもしれませんが、患者さんと話すことでわかることはありますし、すぐに対処できる問題もあるはずです。



更に更に、夜間頻尿の対策も安易に環境設定をしてポータブルトイレにすればいい。

とか思ってないですか?

これも何故夜間頻尿が起きるのか、パターンに特徴がないのか、等メカニズムに迫るのも医療従事者の役割ではないでしょうか?

例えではありますが、根本の治療によっても不眠が改善される可能性があると思いませんか?



僕達の職業はリハビリなのでリハビリを提供するのが仕事ですが、どのようにしてリハビリというものが成り立つのか。


ここを知ろうとしない限り、やっぱりリハビリはリハビリの枠でしか生きていけないんだと思います。



最後話がずれて愚痴っぽくなりましたが、要は「リハビリを受けなくても良い生活」が究極なわけなんで、リハビリだけで片付けないようにしましょうって事ですグッド!




来週は運動器の話に戻りますが、またこういった話もどこかで書かせて頂きたいと思います。




長文お読み頂きありがとうございました。




みえリハ研究会 中



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