慶北大学校で発表
2月1日から韓国で学外研究を開始しました。
そして、3月17日に韓国語で発表する機会に恵まれました。
当日の行事の概要は以下の通りです。
名称:国際学術大会「日帝強制併合100年の回顧と韓民族の発展課題」
日時:2010年3月17日(水)
場所:慶北大學校 愚堂教育館201号
主催:慶北大學校僑民文化研究所・立命館大学コリア研究センター
後援:社団法人ウリハムケ運動本部
聯合ニュースに記事が載りました。
■韓国語版
■日本語版
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/03/18/0200000000AJP20100318001000882.HTML
私が言葉足らずだったのかもしれませんが、記事の内容は私の話したかったこととちょっとズレているような。。。
一言で言えば、植民地主義の問題なんですが、一つには、日本の朝鮮植民地支配に伴って生み出された「正当化言説」が大量に史料・資料として残されていて、それがいまでも繰り返し「正当化」のために活用されていること、そして二つ目に第二次大戦後に戦勝国として植民地地域の独立運動と向き合ってきた戦勝国と異なり、日本の場合には敗戦国として、1945年8月15日を境に植民地責任のことを忘却することができたこと、主にこの二つによって、日本社会は過去の植民地支配に正面から向き合うことができない「傷」=「病理」をいまだに抱えているのだということが言いたかったのでした。
それを、少し刺激的に「植民地宗主国としての後遺症」とか「社会的記憶障害」と言ってみたんですけれど、ちょっと言葉が一人歩きしてしまった感じですね。
まあ、なにはともあれ、いい機会に恵まれました。
もうちょっと事前に発声の練習をしておかないとダメですね。
韓国語と日本語では発声器官の使い方が違いますから。
今回は後半はちょっと口がうまく回らなくなってきました。
こっちにいる間にせいぜい精進しようと思います。