N映画

『フランケンシュタイン』

 

 

 

 

監督🎬

【ギレルモ・デル・トロ】

 

 

フランケンシュタイン博士

【オスカー・アイザック】

 

 

バケモノ(後のフランケンシュタイン)

【ジェイコブ・エロルディ】

 

 

弟:ウイリアム・フランケンシュタイン

【フェリックス・カマラー】

 

弟の婚約者:エリザベス

【ミア・ゴス】

 

 

盲目のお爺さん

【デイビッド・ブラッドリー】

 

 

アンデルセン船長

【ラース・ミケルセン】

 

 

ハインリヒ・ハーランダー

【クリストフ・ヴォルツ】

 

 

配給[Netflix]

本編[2時間30分]

 

 

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15日に発表されるアカデミー賞には

 

 

【作品賞】・【助演男優賞】・【撮影賞】・【美術賞】・【衣装デザイン賞】・【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】・【音響賞】などにノミネートしています。

 

 

Netflix映画がアカデミー賞の各部門に毎年ノミネートするようになり、大賞に選ばれるも時間の問題でしょうね。

『フランケンシュタイン』は撮影技術の部門にノミネートが集中しているので、「作り」が評価されているのだと評点が明確です。

 

 

個人的な予想では【メイクアップ&ヘアスタイリング賞】は、日本の賞を独占した『国宝』が受賞すると5ノミネートの作品の並びを見ると未来を想像しますが、『フランケンシュタイン』もメイクの部分では対抗馬になりそうです。もし大賞を取るなら同賞と美術賞に可能性があると思います。

 

 

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2010年に始めたアメブロも今年で16年・・17年目に突入しました。

前年の政権交代で与党は自民党から民主党に変わります。野党に戻った現在は政党の名前すら変わっています。

 

 

(前書きにお付き合い下さい)

 

 

休養期間を挟みまして、約17年間の間、劇場公開中の作品を書くことに徹してきましたが、

 

今回からネットフリックス配給の映画を描き始めたいと思います。

 

 

基本的には今まで通りロードショー作品を中心に書いていきますが、

私自身がNetflixやAmazonプライムの独占放送映画を見ることに非常に強い満足感とお得感を得ているため、方向転換を受け入れることにしました。

 

 

こだわりは残します。

 

 

このブログで語るのはあくまで「映画」ですから配信限定ドラマなどは書きません。

あくまで2時間前後の映画を語っていきます。『地面師たち』など素晴らしい作品は記事の中で紹介する程度です。

 

 

NetflixとAmazon

この2社は他社に比べて費用が安く(広告付きスタンダードプランの場合)1000円を切るので、2社の月額料金を足しても(2000円と考えた場合)映画鑑賞料金1本分より安くすみます

 

 

もちろんWi-Fiなど通信環境を備えなければなりませんので必要経費はかかりますが・・

私のように月に10本〜20本の映画を映画館で観ていた人間からすれば・・

映画館での鑑賞を今までの半分にして、代わりにサブスクを複数契約してWi-Fi料金を支払っても、十分お釣りがくるのです。

 

 

例えるなら、コタツでミカンを食べながら最新の映画を観れる、そんな居心地の良さを感じてしまって、コタツから出られない状態です(笑)。

 

 

読者の方にはご存知のように、私は劇場鑑賞で初見で鑑賞した作品を記憶力を頼りに書いています。

一回の鑑賞で覚えた映画を、書き出すといつまでも綴っているのですから、全身全霊のような感じですね。

 

 

自分の集中力は、10段階中、映画館だと9ぐらいです。

全てを覚えるつもりで鑑賞してはいませんが、映画館という環境がそうさせるのでしょう。もはや職業病みたいなものです。

 

 

対して自宅のスマートTVで鑑賞する、動画配信アプリの映画やドラマは、6ぐらいの集中力で観ています。

 

 

(基本的にスマホで配信映画は観ません。現状では。)

 

 

それは目の前にスマホだったり、自分の楽な体勢だったり、食べ物だったり、トイレだったり、そしてリモコンで再生停止が自由に出来たりなど・・の気軽さが常に意識の近くにあるので、集中していると思っていても、実際には映画館のように目を凝らして見ている時間は少ないです。

 

 

私は、形から入る性格ではありませんが、今後「配信映画」を描く機会も増えそうなので、スピーカーなど「鑑賞環境も整えたいなぁ」・・とこの記事を書きながら少し考えています。

 

 

では始めます。楽しい映画の時間です。

 

 

映画館での映画鑑賞と同じようなフルマックスなテンション感では見れていないので、

 

 

いつもの映画評論のように、ツッコミを入れたりだとか、脱線したりだとか、1万文字オーバーで熱く語ることはしないと思います。

 

 

(普通はそんな風に書く人いないよΣ(゚д゚lll))

 

 

書いていけば急に熱めに語り出すかも知れませんが、基本このテンションで最後まで伝えていきたいと思います。

 

 

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監督はメキシコ出身の【ギレルモ・デル・トロ】[61]。

作品としてはオスカーを受賞した2017年『シェープス・オブ・ウォーター』を観ていれば系統が分かる。

 

 

 

(『シェープス・オブ・ウォーター』)

 

 

あの気持ちの悪い魚人と白人女性のラブストーリーは、個人的には気味が悪かったけれど芸術的でもあったし、こういうのが玄人受けするんだろうと学べました。今作も『シェープス・オブ・ウォーター』を鑑賞済みの方には馴染み深さがあるでしょう。

 

 

 

(『フランケンシュタイン』)

 

 

他にはスペインを舞台にした2006年『パンズ・ラビリンス』など、薄暗いけれど透明感があり色彩豊かな映画色を出す監督だと解釈しています。

 

 

映画館の銀幕で今作を観るのと、自宅のスマートTVで今作を観るのとでは視聴覚環境が全く違う気がします。

 

 

(ちなみに音響効果の高いヘッドフォンを着用し鑑賞しています。)

 

 

光量を調整できるNetflixと銀幕の違いなのか、随分と油絵の絵画のように立体的で美しい映像に感じる。

今後慣れては行くのだろうけれど、今の時点では個人的には慣れてこない。

 

 

おどろおどろしく薄気味が悪いけれど妙にリアリティ(説得力)があるという、デルトロ監督の特色は存分に詰まっている映画でした。

 

 

怪物フランケンシュタインシュタインの誕生物語

エピソード0というところでしょう。

 

 

フランケンといえば人造人間の怪物。

藤子不二雄先生のアニメ『怪物くん』のキャラクターとして認識したのが私の最初です。

 

 

ジェームズ・ホエール監督の『フランケンシュタイン』を思い浮かべる往年の映画ファンは多いですが、

1980年90年代生まれの日本人は「フランケンといえば→怪物くん」の連想になると思っています。

 

 

特に怪物くんに登場する【ドラキュラ】【狼男】【フランケン】の西洋のバケモノは幼少の頃からアニメのイメージがついていましたので、大人になってからハリウッド映画で観ても、妙な親近感を持っています(笑)

 

 

(ちなみに私はドラキュラ推し)

 

 

そしてそれと同時に、悲しき孤独な生き物だということも根底にはあるので、

幼少期の私は「孤独な生き物を主人公にする外国の物語」が不思議でした。

 

 

(昭和平成の)日本だと「正義は勝つ」が主人公像ですからね。

 

 

アクションや残虐描写など派手な演出を設けていますが、童話的な映画ではありませんから、メルヘン要素やファンタジー要素は特にありません。

 

 

作中では怪物フランケンが、創造主(クリエーター)の博士に「孤独が辛いので、もう1体(ツガイを)作って欲しい。他には何も望まない。それが叶えば静かに暮らす」と懇願するように、人智を越え過ぎた末に生まれた寂しい物語です。

 

 

展開には単純さがありますが、映像のクリアさ、俳優の演技力、話の構成は分かりやすかったです。

 

 

基本現在進行劇で、そこに「聞き手」を用意し、その聞き手役に博士と怪物が順番に「語り手」となり回想劇という展開を作ります。

 

 

回想の舞台はスコットランド。

そこから北極方面に北上したのが現在の場所。

 

 

北極探検船のデンマーク海軍ホリソント号が、四方を氷に閉じ込められ立ち往生を強いられます。

 

 

 

 

周囲は一面、生物の気配がない真っ白な世界。

 

 

なんとか氷の世界から脱出をしなければ・・アンダーソン船長が対策を考えていると爆発音が聞こえます。

 

 

爆発音を辿ると重傷を負ったヴィクター・フランケンシュタイン男爵を発見。男の片足は義足です。

 

 

船内に運び手当をしていると、船の外では彼を追った怪物が現れ、海軍は戦いますが歯が立ちません。

 

 

そこで機転を効かせ、氷上を銃で撃つことで氷が割れ、冷たい海の中へと怪物は落ちていくのです。

 

 

(頭がいい。ワンピースなら悪魔の実の能力者の倒し方に適している!)

 

 

氷が張った海の底に沈む。

 

普通の生物ならば生還することなど不可能ですね。

 

 

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怪物撃退。安堵した乗組員達は何とかして海へ出て、帰船することを望んでいますが、氷に閉じ込められて八方塞がりの状況。

 

 

個人的に興味があるのは、銃で怪物の周囲の氷を撃ち、氷を割って海の中に沈めたわけですから、この要領で氷を破れないのかな?とは思いました。そんな単純ではないでしょうけど、海軍船なので大砲なども積んでいることでしょう。

 

 

船長室に運ばれ手当を受けるヴィクターは、アンダーソン船長に「あいつは死なない」と、あいつが自分を追ってこの場所に来るのは予想出来るので、ならばその間を使い、自らの過去を話し始めます。

 

 

この映画の「語り手」は2名。「聞き手」の船長に話します。

 

 

まず博士が自分の生い立ちからフランケン製造秘話までを語ります。

 

第一章を語り終えると、フランケンが船に現れて語り部交代、続きを語ります。それが第二章です。

 

 

「双方が知らない出来事」を、第三者の船長相手に話すことで成立する映画です。

フランケンが話している時は、博士は黙って聞いていますから、さすが紳士の国。

 

 

個人的には船員だったり、百物語みたいにして、もっと聞き手を増やしても良かったと思います。

 

 

劇中で語っている過去の回想はセリフだけでもかなり膨大な量です。原稿用紙数百枚分くらい(笑)

 

 

ならば、語り部の能力だったり、物語を船長に聞かせている時間?を鑑賞者にも体感させて欲しかったかな。

 

 

では第一章・第二章で描かれる内容を紹介させて頂きます。

 

 

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第一章。(ヴィクター・テイル)

 

 

脚本部分の要点だけ書いていきます。

 

 

スコットランド王国の高名な医者の家系に生まれたヴィクター・フランケンシュタインは、幼少期から厳しく医学を勉強してきました。

 

 

ヴィクターの心の拠り所は、母親ただ一人でしたが、次男の出産により亡くなってしまいます。

 

 

そんなヴィクターは医者である父親が母親を助けられなかったことに疑問を持っています。

 

 

この時代の出産は命懸けですが、名医である父親に「お父さん、お母さんを助けて」と伝えて、子供だけ取り上げて妻を死なせてしまうのですから、ヴィクターが父親に対して猜疑心を持つのは当然のことなのかなと思います。

 

 

父親は次男のウイリアムを溺愛し、自分に対しては愛情を注ぎません。

 

 

やがて父親が亡くなり、フランケンシュタイン家が没落。

屋敷を手放し、兄弟は離れ離れに暮らすことになりました。

 

 

兄のヴィクターはアイルランド連合王国のエディンバラ(現スコットランド)。

弟のウイリアムはオーストリア帝国のウィーンへ。

 

 

時は流れ、2・30年後?

 

 

1855年。清潔感のあった見た目は変わり、すっかりオジサンです。

 

 

傲慢な外科医に成長したヴィクターは、神に反するような実験に日々精を出していました。

 

 

ヨーロッパではクリミア戦争が勃発中。

 

 

Wikipedia先生を貼っておきます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E6%88%A6%E4%BA%89

 

 

クリミア戦争[1853ー1856]というのは、ロシアvsオスマン帝国・イギリス・フランス・サルデーニャ王国の連合軍による戦争です。日本は江戸時代で、この戦争を機に世界は土地の略奪など激動に変化することに。

 

 

結果的に連合軍が勝利しますが、自分としてはクリミア戦争は約60年後に起きる第一次世界大戦の布石のような戦争だと解釈しています。

 

 

ヴィクターは遺族に了承を得た献体を使って人体実験を行なっています。

 

披露する献体は死亡直後の商店主の遺体を合成したとのこと。

 

 

管で繋いだ神経細胞に電気を流すことで死体の蘇生が可能になると懲戒裁判所で研究を披露し、会場は大いに盛り上がりますが、医師会からは追放されます。

 

 

死んだ人間を蘇らせるのですから神の領域です。傲慢な態度になるのも納得ですね。

 

 

 

 

この時に会場の医者たちに言い放つ台詞。

 

「反抗なき処に答えはない。恐れと臆病な定説を捨てろ。」

 

名演説だと思います。

 

 

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そんな彼に声をかけるのが、武器商人のハーランダー。

 

 

目の前で死体が復活する様子を目撃したハーランダーは、死体蘇生の研究を行うための資金と、実験を行うための廃墟の城を無償で提供します。

 

 

日を改め屋敷に招いたハーランだーは、ヴィクターにイーヴリン・テーブルの解剖標本を見せる。

イーヴリン・テーブルは1600年代の解剖学の権威です。

この標本が人間創造の最後のピースに繋がるのです。

 

 

ハーランダーの屋敷では、幼い頃に別れた弟のウイリアムと再会します。

ウイリアムはハーランダーの姪っ子エリザベスと婚約しています。

 

 

 

 

 

修道院学校を卒業したばかりのエリザベスは、この時代の貴婦人には珍しく、戦争や政治・性別に関する不平等など自分の意見をハッキリと口にする女性で、弟の婚約者と分かりつつヴィクターは惹かれていきます。THE定番の欧州脚本ですね。

 

 

 

中途省略。

 

 

実験場を提供されたヴィクターは、弟ウイリアムのサポートを受け昼夜研究に励みますが、なかなか思うような成果が出ません。

 

 

それまで穏便だったハーランダーにも焦りが見え、「もう資金が出せなくなる」と、早急な結果を要求するようになります。

 

 

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そこで健康な死体を手に入れるため、戦闘後の戦地に出向き、使えそうな戦死体を集めたり、

この時期、街中の広場で頻繁に行われている犯罪者の公開絞首刑に出向き、死刑前の囚人の体を調べて、献体合格なら死刑後に持ち帰ったりしていく。

 

 

戦争で亡くなった兵隊を実験に使うため持ち帰るなんて・・(劇場公開ならR指定かな。。。いや、最近の映倫さんだとPG指定判断かな。)

 

 

そうして何体もの遺体を解体し、必要な内臓や体の部分を組み立てて行きますが、2メートル越えの大男にしたのは少し説明が欲しいかな。

 

 

 

 

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そうしてX-Dayの日。

 

 

組み立てた人造人間を所定の位置に設置。

 

 

 

 

あとは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でお馴染み、雷を利用して、人造人間のリンパ系にの強力な電流を流し生命を生成するという仕組み。(難しいことはよく分かりません)

 

 

一悶着ありましたが、結果的に雷が落ち、感電することに成功。

しかし蘇生することには失敗して、疲れ切ってベットで眠るヴィクター。

 

 

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目を覚ましたヴィクターの前には、蘇生に失敗したと思っていた人造人間(以下、怪物)が立っていました。

 

 

狐につままれたような顔をするヴィクター・・一拍置いて興奮します。

死んだ人間を組み合わせて、新たな人間を誕生させたのです。

 

 

しかし知能がなく、言葉も声に出せない状態で、「ヴィクター」と教えた名前を繰り返すだけ。

 

 

 

 

(死んだ人間を組み合わせたからか、皮膚の顔色が青白くて気持ち悪いな(^_^;))

 

 

ヴィクターは人間を製造しようとしたと思うのですが・・製造に成功したソレは人間ではなく「怪物」でした。

 

哺乳類?最強の怪力に加え、(後の描写ですが)銃で撃ってもダイナマイトを持って爆発しても再生します。

 

 

体の細胞1つでも残れば再生するのですから・・まるでドラゴンボールの魔人ブウのようです。

 

 

ヴィクターは何も理解していない怪物を、地下水路に連れていき鎖で繋ぎます。

怪物に悪意はなくても、暴れれば自分が死んでしまう恐怖があります。

 

 

何度となく言葉等を教えますが、怪物は一向に学習能力を見せずに、焦るヴィクターは自分が父親にされたように体罰を与えて躾を行います。「どうして出来ない」「私の思うように行動しないんだ!」だんだんと我が子が可愛くなくなってくる。きっとあの時の父親も自分にこういう感情を向けていたのだろう。(と解釈します。)

 

 

そこに遠方から馬車に乗り、現れるのは弟ウイリアムとエリザベス。

 

 

エリザベスは気配を感じて地下水路へ。そこで怪物と対面します。

 

 

製造段階の怪物は見ていますが、まさか命が吹き込まれたの。

 

それも、あまりに無垢な生物に。

 

 

 

 

エリザベスのフィーリングは、まさに雷に打たれたような描写でした。

 

 

エリザベスと怪物のソウルメイトのような描写の数々は、冒頭に伝えたように『シェープス・オブ・ウォーター』を連想させます。

 

 

嫉妬に駆られたヴィクターは、理由をつけて2人を屋敷から追い出し、屋敷中にオイルを撒いて火をつけ抹殺しようとしますが、

 

 

燃え盛る塔の中から「ヴィクター!ヴィクター!」と怪物が連呼する声を聞き、塔に戻ります。

 

 

しかし玄関を開けた瞬間にバックドラフトが起こり、吹き飛ばされたヴィクターは片足を失い、気を失うのです。

 

 

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回想が終わる。

 

 

アンダーソン船長相手に、そこまで話すと、怪物が船内に現れます。

 

 

興奮した怪物は進路を塞げば攻撃する状態です。

慌てて「おい、彼に手を出すな。俺はここにいるぞ。」と怪物に伝えるヴィクター。

 

 

一転し冷静になった怪物は「では続いて私の話をしよう」と言います。語り部の交代です。

 

 

あの名前しか発声しなかった生まれたての怪物が、随分と流暢な英語を喋るまでになっていますし・・髪も生えてます。

 

 

__(どこまで物語文を書こうか決めていませんが、キリのいいところで終了させます。)__

 

 

 

第二章

 

 

間一髪、爆発の火の海から脱出した怪物は、森の中、全ての「はじめて」を体感する。

 

 

 

 

だがそれも束の間、狩人に狙撃される。

羊飼いの農場に逃げ込んだ怪物は、血痕を辿った狩人から身を潜める。

見つかったら間違いなく攻撃されると学んでいく。

 

 

羊飼いの農場は自分を撃った狩人を含めた一族が暮らしていた。

 

 

怪物はそこで、盲目の老人が孫娘に毎日話し伝える物語を、納屋の隙間から覗き見ることで、言葉を学んでいく。

 

 

人間の生活を覗き見ている怪物は、彼らを介して日毎に沢山のことを吸収していき、感謝を覚える。

そして何か役に立ちたいと、夜な夜な森から木材を調達したり、羊のゲートの柵を作ったりするなど、「森の精霊」と呼ばれるような感謝の意を示していく。

 

 

そして冬が来て、自分は高齢で迷惑をかけるから、この小屋に残ると説得に応じない老人を残して、家族は町に戻っていった。

 

 

老人の呼びかけで姿を見せた怪物は、この日から読み書きと会話を教わり、温かい交流を交わしていく。

 

 

そんな老人との豊かな時間の中で、自分は何者なのか?を探るため、焼失した塔に戻った怪物は、焼けずに残っていた書類を目にし、自分がいくつもの死体を組み立てられて作られた人造人間であることを知り大きなショックを受ける。

 

 

皮肉なことに、老人に教えられた読み書きの成果もあり、書類の内容を理解することも容易かったのだ。

 

 

塔の中で住所を記したメモを見つけた怪物は、農場に戻り最愛の老人に別れを告げ、自分を造った創造主(クリエーター)を訪ねる旅に出かける。

 

 

怪物は、自分は不老不死であり、この見た目ゆえに孤独であり続けることを悟り、創造主であるヴィクターに、新たな仲間を造って欲しいと切に願うのだった。

 

 

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物語文は以上です。

Netflix映画なので、何度か巻き戻して確認出来る利点を少し使いました。

映画館で1度の鑑賞で記憶するスタイルを貫いてきた自分としては、少しズルをしている気分ですσ(^_^;)

 

 

やはり映画館で観てから記事にするのと、スマホやスマートTVを観てから記事にするのとでは、私の中では大きな違和感があります。

 

 

とは言え、今作品は日本の一部の劇場でも公開されているようですし、そもそもアカデミー賞にノミネートされる作品は前年(2025年)にLAの劇場で上映された作品という条件がありますので、劇中のフランケンシュタイン博士が言っているように「古い考え方は捨てろ!

」という事なのでしょう。

 

 

今年1年間くらいは、Netflix映画を書くときに、このような書き方をすると自分の性格を考えて思いますが、

それ以降は普通に映画として書き始めていると思います。書き始めた以上は慣れるスピードも速いと思います。

 

 

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主演の【オスカー・アイザック】[47]は名脇役のイメージ。

Wikipedia先生を拝見したところグアテマラ人とのことです。

 

 

中央アメリカのグアテマラ共和国の情報を私はよく知りませんが、クレージー・ジャーニーの丸山ゴンザレスさんなどの影響からメキシコや中南米は麻薬や犯罪による治安が最悪というイメージを強く持っています。

 

 

フランケンシュタイン博士の人格形成は生い立ちと環境にあり、高名な医者を父に持つ家に生まれ子供の頃から医者になるように教育される。

 

父親から愛情を受けていると体感は出来ない。母親にはベッタリで父親とは違い無性の愛で包んでくれる。

英国圏の男性は世界的にもマザコンが多いと聞くから、そんな最愛の母親を子供の頃に亡くすことは本当に辛いだろう。

 

 

それから時が流れて、没落貴族となった博士は、人体の仕組みに詳しく、研究のためならば人間を切り刻むことなど何の抵抗もない。

作中では「闇の天使」(ダーク・エンジェル)が頻繁に夢の中に現れては飛び起きる。人体実験は人間の許される範囲を超えている。

 

 

そしてパトロンと出逢い潤沢な資金を得ると、ついに人造人間フランケンを製造することに成功する。

 

 

オスカー・アイザックの演技は平均的で巧妙だけれど無難。

見た目や演じ方が似たタイプの男優が多いので特別凄いとは思いませんでした。

 

 

面白いのがこの映画、怪力で破壊兵器のような能力を持って生まれて(造られて)きて、体は成長しないけれど、脳はしっかり成長していくこと、あと体は成長しませんが、髪は生えてます。頭皮以外の体毛はツルツルでした。

 

 

最初はヴィクターという覚えたての名前(単語)しか喋れなかったのに、1人で生きていくように環境が変わり、盲目の老人と出逢い会話を教わるようになってからは、赤ん坊から(少年・青年期を挟まずに)見た目相応のおじさんの話し方になっています(笑)

 

 

そして呼び続けたヴィクターのことをクリエーター(創造主)と呼び、「孤独に耐えられないから、もう1人ツガイを製造して欲しい」と荒々しい行動力で懇願し続けるのです。

 

 

怪物フランケンを演じたオーストラリア人の【ジェイコブ・エロルディ】[28]がアカデミー賞の助演男優賞にノミネートしています。

メイキャップにより面影がないので、どこからが素顔での演技なのかは分かりません(゚o゚;;)。

個人的には特殊メイクでオスカーにノミネート出来るなら、アバター役だったり、『ロード・オブ・ザ・リング』でゴラムを演じた【アンディ・サーキス】の方が物凄さは際立っていたと思いますね。

 

 

最後に。

 

 

冒頭の自己紹介シーンで「名前が意味するもの」と興味深い会話をしています。

 

 

主人公のヴィクター博士が氷上で重症となり、デンマークの海軍船に保護されます。

 

デンマーク軍の船は、北極を目指して航海中に氷に挟まり動けなくなったことで停船。爆発音が鳴り、ヴィクターを発見します。

 

 

ヴィクターは怪物に追われていて、、まぁ・・追っているうちに追われてしまうのですが、保護する船内にも不穏な空気が漂います。

 

 

その後、ヴィクターによる生い立ちと怪物製造までの話、怪物による怪物製造後から現在までの話を、船長が聞き役となり映画が進行。

 

 

結果的にヴィクターにとっても、デンマーク海軍にとっても、互いにWin-Winの出逢いになるので、ロンリー・ハッピーエンド・ムービーです。

 

 

(なにその造語?)

 

 

その初対面の際に、手当を受け船長室の椅子に横になると、船長に「私はヴィクター・フランケンシュタインと言います。ヴィクターの名前の意味を?」と聞きます。

 

それに対して「知ってるさ。征服者。勝利を手にする者、を意味する名前だ」と答えます。

 

 

北欧やイギリス諸島ならではの会話なのでしょう。

 

 

アメブロを始めて17年。

これまで数多くのヴィクターさんを映画評論内で書いてきたと思いますが、名前は名前だと深く考えていなかったので、名前が意味する力みたいな由来を知る機会を得て有難いです。

 

 

個人的にそういう情報が映画の中にあれば、思い入れや興味になるので入れて欲しいです。

 

 

WBCの一次予選で台湾の【ギリギラウ・コンクアン】選手が打席に入るたびに、左上に表記されるテロップに「台湾原住民のパイワン族で、名前の意味は「勇敢な戦士」」と紹介されていました。

 

他の選手はそういう紹介はされていないので、先住民のギリギラウさんを陰ながら応援させて頂きました。脱線しましたm(_ _)m

 

 

日本だと、漢字を解釈して想像を繋げれば大体分かりますが、外国の名前を知る機会は少ないので、名前に込められた意味をもっと多く知りたくなりました(^ ^)

 

 

このような出来栄えの映画が、映画鑑賞料金よりも安く観れるのですから、Netflix映画は非常に優良です。

すでに入会さえている人も、されていない人も、この作品は特にお薦めいたします。

 

 

 

 

 

 

脚本 14点

演技 15点

構成 14点

展開 13点

完成度15点

 

 

[71]点

 

 

 

【mAb】