世の中にはワン子の飼育やしつけに関する
本や情報が多く出回っておられるようですが
「犬はオオカミの子孫であり、αボスを頂点としたヒエラルキーの中で暮らす。よって、リーダーたる飼い主が犬のボスとなることが重要である」
はあ、何となく解らなくもないですが・・・・
この本を読んでからは考えが変わりました。
「犬はどこから・・・そしてここへ 犬はオオカミの子孫ではない」
ムツゴロウさんこと畑正憲さんが書いた本です。
犬と飼い主とは
「親と子供の関係」です。
まあ、「ボスと子分」の関係も、同じようなものではあろうかと思いますが(笑)
「主導権を握る」という意味では一致しているかと思います。
飼い主さんが、ワン子の理解できる方法で「導いて」あげるのです。
決して、暴力に訴えたり、必要以上に無視することはないのです。
自我が芽生えてワガママになる(グレる)のは、人間も同じですね。
犬が噛み犬に変わるのは
人間が怖かったり、さびしかったりする気持ちの表れだと思います。
さびしいから
感心持ってほしいから
少年少女たちはピアスを開けたり
隠れてタバコ吸ってみたり(こらこら)
リスカ してみたり
珍走団に入っては夜な夜な走りまわったり(あまり居ないか・・笑)
話すと良い子たちばかりなんですけどね。
バイト先(ローソン)に来た時は、暖かく迎えてあげます。
「昨日バイト代入ったよぉ これでバイク修理するんだ」
「○○君とけんかしたけど、さっき仲直りしてさぁ、キャハ」
本当に、いつも来てくれてありがとう
でもお店のまえでは あまり騒がないでね・・・通報されちゃうから(汗)
えーと、話が脱線しました。
さて、実際に行う「しつけ」ですが
おそらく行動として行うことは、もしかしたらどちらの考えの上でもほぼ一致するかもしれません。
ですが・・・
「親分・子分」の関係から「親子の関係」へと
気持ちをスイッチしたとき
すーーーーっ と 心が軽くなろうかと想像いたします。
もちろんしつけの技術は大事です。
犬種ごとの対応も必要とされるでしょう。
同一犬種でも、生い立ちの違いによって
得手不得手、コマンドをマスターする期間の違いはあるでしょう。
ですが
それより先に、普通の飼い主さまでも出来ることがあります。
それも、今すぐに、です。
「一緒に笑い、泣き、喜び、日々の苦楽を分かち合う」
そういう気持ちの上に立って「しつけ」「訓練」を
実施していただければ
愛犬との「絆」はより一層深まるものと、想像いたします。
結果として、不幸な殺処分を減らせるものと考えております。
一読をお勧めいたします。
ISBN978-4-05-402949-1
学研 1429円(税別)