悪魔のZと呼ばれる古いフェアレディZの漫画。
最初の頃は車が意思をもっていてドライバーを選ぶような
ストーリー展開で始まる。最後の頃は、もう機械の構成で
走り方が変わるような展開になり、知らないうちに終わった。
漫画内で高校生がバイトを掛け持ちしてパーツを買い
そろえていく。危険すぎて誰も直してくれないから自分で直す
とか、最高にメカ好きな展開だった。おいらは今でもタイヤ交換
しかできないが、愛車のメンテナンスがうらやましくもあった。
現実では漫画のような走りは無理だろうが、今でも所有者が
いっぱいいるらしいし、走る時間よりメンテナンスに時間がかかる
イメージだ。昔はそういう車を欲しいとも思ったが、何にしろ
運転センスのかけらもないので、そういう早い車よりメンテナンス
してもらいやすい車の方が好きになった。メンテナンス時間より
乗っている時間が長い方が楽しい。ただ、今どきの車はセンサーが
付きすぎて何かと修理にお金がかかりそう。新車から5年は大丈夫
だろうが、その後センサーが過敏に反応して乗っていられなくなり
そうだ。だからシンプルなものが良いなと思い始めている。
そういうのは新車じゃ買えないけど、ちょっと前の中古車なら
古すぎず、センサーも最低限な感じだと思う。そしてスピードの
出ない車。おいらのようにちょっとイキルと事故になってしまう
ような輩には、どん亀のように遅い車が合う。どんなに速く走り
たくてもスピードが出ないのだから負けても仕方ないと諦められる。
実際その方が事故にならないので良いんじゃないかと思う。20代の
頃と50代では欲しい車もかなり変わってくるものだ。
どんな時でもタイヤ交換と洗車という楽しみがあれば、車に乗って
いるという気分は得られるけどね。