ニュースで色々話題となっている携帯型ゲーム機の開発。
マイクロソフトやなんとあのソニーまで開発開始している
という。だが、実際に量産体制に入るには2026年とか
2027年、場合によっては販売しないかもしれないという。
なぜ急にここにきて携帯ゲーム機が話題になっているのか。
携帯ゲーム機と言えば任天堂。古くはゲームウォッチで
ボタン電池で単純な点灯、点滅を使ったゲームが生まれた。
勿論おいらも一個買った。6千円位したかな。オクトパス。
おいらが一番やりたかったのがその頃はパックマン。
パックマンを点滅、点灯だけで表現した類似品はあったが
完全なアーケードゲームを移植して持ち運ぶにはDSまで
時間がかかった。それほど専門的に研究している任天堂でも
量産かつ、お手頃な値段にするには時間がかかったわけだ。
ゲームウォッチも折り畳みの2画面に進化したり、子供しか
持ち歩けないようなゲームボーイの誕生。カラーになって
アドバンスになってSPとなる。その後DSとなり、3DSと
なって携帯型専用ゲーム機はいったん終了する。
Sonyが携帯型を作ったのはPSPが初めてで、そのスペックの
高さに驚いたが、1000型、2000型、3000型を世に出した後、
自身が開発したUMDというディスクシステムを削除した
PSP GO は売れなかった。そして最高スペックのVITAが
出たが、その後生産終了した。
PSP GOやVITAは今出したら売れるスペックだと思うが、
UMDを切り離したことで今までのユーザーが見放された感が
あった。時代の違いで売れなかった機種だ。
今あの形でCPUとGPUをあげてVITAクラスの大きさに抑えたら
売れると思うが、PS5のあの金額を見たら携帯型なんて無理
だろう。そもそも携帯型で何をさせたいのか。
スイッチでも大きくて重いのに、スチィームdeckは重すぎるし
値段が高すぎる。スイッチはグラフィックに特化しないで
ゆっくり進化している。今あるスペックで足りないようなら
もう少し容量が大きいものを扱えるようにと、最新のチップは
使っていないと聞く。独自のソフトを育ててバージョンアップ
しているが、ソニーはグラフィック特化型で最新を求めている。
子供はポケモンとかできるのが良いだろうし、大人は麻雀、
トランプなどのボードゲームを暇つぶしにやりたいと思う。
若い世代はハイスペックでアクションや今流行りのバトル
ロイヤル等のゲームをPCでするだろう。ソニーはどの客層を
狙っているのか。CDROM導入で爆発的な人気を得たPS1や
DVDを再生させる機能を付け、世界最高の売り上げを
記録したPS2は、まだグラフィック重視ではなかったし、
客層も色々いた。
PS3のグラフィック強化策から迷走し始めている。
この失敗でPS4以降はアメリカの責任者が上に立ってアメリカ
優先の販売をして後手後手になっているという。
日本人の発想で作って売れたPSが売れるからと言ってアメリカ人
主導で同じように売れるはずがない。マイクロソフトが日本で
人気が無いのと一緒だ。
リアルを追い続けるゲームだと、最初は感動するがグラフィックは
見飽きる。同じようにグラフィックで勝負した新作でも
同じように見えるか、一度経験した興奮はそれを上回らないと
大したことでないように感じる。
ゲーム性が面白くないと、面白かったよねえと次のゲームに
記憶が消される。
野球ゲームとかサッカーゲームのようにリアルではなくドットで
動かせば、バグがあってもあの動き酷いよねとか、そんな奴
いねえよとか笑いが取れるが、リアルだとこれバグだねと
不評となる。
余りにもリアルを求めすぎて余裕がない。
アバターもリアルよりアニメチックな方が好感が持てるのと
一緒で、日本人にはアニメの可愛いキャラが人気だ。
ディスニーのリアルアニメのようなキャラクターでは、笑いは
余り起こらない。スポンジボブのようなゆるキャラが好まれている。
スポンジボブの画像を作るのに4Kクラスは必要かという事。
その分、キャラクターの画質が低くても動きやストーリーに
面白さを盛り込める。つまりは、グラフィック重視という事でない
という事は、他に作り込めるという余裕が出来る。
携帯ゲーム機で遊ぶなら尚更必要な事。
是非、コンパクトな容量で面白いゲームを出して欲しいものだ。
開発費が大きくても需要が無ければ回収は出来ない。