自作パソコンを作っていた時代があるが、その最大のメリットは自分で
好きなパーツを組み合わせて自分だけのパソコンを作れることだ。
当時は、パーツが選び放題だったが、メインは最低限のお金をかけて
後から増強していくという考え方だった。
だが、今の自作はパーツの種類が更に増えたが、組んだその時が最大値で
後は年々新しくなっていくパーツに対応しきれずに、新しく組み直した
方が良いという結果になっている。つまり、進化が早くて昔のパーツに
組み足しても性能が変わらず、新しいパーツで構成し直した方が結果が
出るという事だ。延命措置で、ストレージとメモリーは増やせるが
それ以外は規格が新しい方が性能が良くなるという事。
これはゲームをプレーするための仕組みの話だが、一般の作業には
左程影響はしない。ましてや、ネットを見るだけならストレージは
増設しなくてもメモリーだけ倍にしてやればいい。
とは言ってもWINDOWSを使うものとすれば、頼んでいないOSの
バージョンアップで、メモリーは16GBないと快適でなくなってきた。
4GBでやっと動いていたのが8GB必須になり、快適を求めるなら
16GBとどんどん上がっていく。ノートパソコン遣いのおいらは
4GBで買ったものの8GBを1枚買い足して2つのパソコンの容量を
あげた。通常2枚差しできるので売っている時は4GBが1枚刺っている。
8GBを1枚買う事で、それを1台のパソコンに入れ、4GBを外し、
もう一台のパソコンに刺す。これで2台とも8GBになる。最終的には
8GBを3枚買い足して16GBのパソコンを2台にしようと思ったが、
残念ながらこの2台はWIN11に非対応だった。パーツとして保管。
そう、WIN11を使うにあたってパソコンのアップグレードが出来ない
個体が出て来るのだ。5年も使っているというのに全く壊れない
素晴らしい機体なのに、無理やり交換させられるというのだ。
これは自作でも同じで、先ずパーツの規格が変動しすぎだ。メモリーの
規格がおいらの時代はDDR3が新しかったのだが、今はDDR5が新しい。
このDDR3とDDR5ではピンが合わないので刺さらない。刺さったと
してもまず使えないだろう。
そして、OSだがおいらはフロッピーの時代からやったことがあり、
つい最近まではDVDディスクを読み込ませてOSをロードしていた。
今、自作パソコンの動画を見ると32GBのUSBメモリーを差し込んで
簡単にインストールしていた。何という事でしょう。
配線も箱の4隅にまとめて束ねていたのだが、今は箱の裏側に配線を
回すようになって裏できれいにまとめるという仕組み。
CPUも空冷で巨大なファンを回して排熱していたのだが、今は一部
水冷式になって排熱できるのだ。すごい進化だねえ。
こういう、自作者に優しい造りに切り替わってきて更にケースも
中が見えるようにガラスで覆うようになり、いつでも整備しやすく
なっている。今のパソコンにはディスクドライブが必要なく
なったのと、HDDが無くなり、本のしおりのような大きさのSSDが
2枚設置できるようだ。このHDDとディスクドライブはパソコン内を
圧迫していたのでこれが無いだけで配線も必要なくなったようだ。
それこそ、円安の影響で相場は変わるようだが、パーツが安くなれば
10万円でかなり高性能のパソコンが組めるらしい。
SSDメインのパソコンでドライブがないと、ゲームはどういう形式で
買ってインストールするのかを動画で調べようと思う。
いずれ、やろうと思えばゲーム機専用以上のスペックで価格は同等の
ゲームが出来るようだ。固定観念を捨てて、ありとあらゆる可能性を
調べるだけで楽しい。