日本の宗教という感覚があまり理解できていないので、普通に神棚と
仏壇を祭っていますが、親戚の家で誰か亡くなって神棚に半紙を下げ
暫く手を付けてはいけないという事でした。なぜそうなのか、詳しく
調べてもそう言う仕来りらしくて今一理由がわかっていません。
一時期は神仏一体という考え方で、神社もお寺も一緒の扱いだった
時代があるそうですが、今は違うものになってますよね。
お袋が亡くなって、神棚にお参りできなくなりましたが、仏壇の上に
あるので目を閉じながら間接的にお参りはしてました。
お袋の祭壇も別に設けるように言われて亡くなった部屋に小さな祭壇を
祭ってあります。49日までは亡くなった人を優先してお参りして
欲しいという考え方のようです。どんな意味があるかわかりませんが、
言われたことは守り、更にこっそりと心の中では神棚と仏壇には
お参りしてました。
そして、今日忌明けとなったので、神棚の榊を買いに行き、お水と
お米のお供えもしました。朝のルーティーンは、お袋祭壇、仏壇へ
お参りしてから神棚へお参りとなります。毎週月曜日にお膳を作って
お袋の祭壇に備えてくれる嫁さん。毎日やる方が良いと言っていた
葬儀屋さんの中に一人担当の女性が定期的でも良いと言ってくれた
ので、忘れ難い月曜日がお膳の日となりました。精進料理とは言い
ますが、生臭くない物を少しずつお椀に盛って49日を乗り切りました。
感謝です。小さな祭壇の周りにお葬式で使った沢山の花の一部を
今までお供えしてました。葬儀以降、人生でこんなに花に囲まれる
環境はないんじゃないかという位、祭壇周りには花が溢れていました。
おいらはお袋の葬儀の様子は一切写真に残しませんでした。なんか
お袋が亡くなった瞬間が刻まれるのが怖くて。家族の者はそれぞれ
写真をたくさん撮っていたようですが、まだ見たいと思いません。
ですが、今日新しくお花を頂いて祭壇もまもなく撤去になるので
写真を撮ってみました。あの辛く悲しい色の写真ではないと思えた
からです。おいらはお袋の亡くなった直後の記憶を強烈すぎるので
自分でシャットアウトしました。いつかこうやったんだねと笑って
見れる時までは封印です。