我が家にも80、90を過ぎた老人(父母)がおります。
彼らは如何に暑くても暑さを暑さとして認識しません。
エアコンどころか、扇風機の風すら嫌がります。
それは感覚が鈍くなっているからです。ある程度暑さを
認識しますが最高気温を経験するとその次の日に
その気温より少しでも低い気温だと寒さを訴えます。
大人でも最高気温の場所にいて日陰に入っただけでも
涼しさを感じると思います。老人は常にこの状態。
だから暑さを感じる事を優先するより見た目で気温が
高ければその都度対応して上げないといけません。
老人には背中や首のあたりをヒンヤリしたもので体温を
調整してあげるといいと思います。寝たきりの人には
足首に保冷剤をタオルでじんわり冷えるような感じで。
扇風機も本人に当てるのではなくて、サーキュレーター
のように熱い空気を外に排出するつもりで天井付近の
空気が循環するようにしてあげるといいと思います。
内では、建物が古い造りなので天井付近に通気口があり
扇風機を本人以外の上部に向けてかけています。
老人たちは冷房がもったいないからというわけでなく
暑さを感じないために知らない間に体温が上がって
残念なことになると思います。都会ではもちろん、
田舎でも近所の家に口出しなんてできない時代ですから
見かけて仲の良い人がいたらこのようなアドバイスをして
聞いてくれるのを祈るしかないですね。
まあ田舎では老人に対して定期的に面倒を見てくれる
サービスがあるのでその人が訪ねた時に同じような事を
言っていると思うのですが。
飲み物は本人の好きなものをあげると喜びます。
良かれと思って経口飲料水を勧めても嫌がられますが。
緊急時はそうは言ってられません。一本は準備しておきます。