昨日は真っ暗になって右も左も分からないので、朝早くに散歩して

 

お寺を厳選しようと思った。昨日の疲れも取れてはいないが、逆に

 

何としても京都を楽しむという目的を果たさないといけない

 

使命感が沸き上がった。

 

元々、泊まるホテルはコロナ渦が終わって、あっという間に

 

値上がりしたので、朝食付きのお手頃なホテルを選んだ。

 

それが、嫁さんが今一番気になるお寺、三十三間堂という所で

 

その近くのホテルを選んでいた。駅からホテルまで徒歩9分、

 

更に三十三間堂までも9分という場所だったので歩いて行けた。

 

朝の散歩は6時くらいだったのと開門が8時半という事で

 

一旦ホテルに戻り7時からの朝食を済ませて再度訪問。

 

今度は門が解放されていて後は入場できるまでちょっとだった。

 

一番に並んで入場料を支払い順路を進む。昔教科書に出てきた

 

11面観音像がびっしりと本堂を埋め尽くし、一番手前に

 

12神将が間を開けて祭られていた。圧巻の景色だ。

 

本堂から裏に回り歴史的な宝物を見ながら順路を更に進む。

 

弓矢と大黒様が有名なようだ。そのお守りを子供と嫁さんに

 

買ってみた。

 

ホテルをチェックアウトし、この旅の第二の目的である知恩院へ

 

参拝した。市営バスは観光用に切り替わって乗り場が集中されて

 

来たバスにどんどん乗っていく感じだ。おいらが乗るバスも

 

206号とか色々系統がたくさんあるが、一通り同じ場所を

 

通るようだ。驚くのはとにかく海外の人が多く、聞こえる言葉は

 

ほとんど外国語だった。あれだけ多くの人が並び、乗り切れずに

 

次のバスを待つ繰り返しだったのに、降りる場所は五条坂という場所。

 

あっという間に半分降りて次の清水道という所でほとんど

 

いなくなった。後でわかったがここで降りて清水寺に行くのが

 

一番近いそうだ。皆清水寺を目指していたのだ。

 

おいらは、ほぼ空になったバスで知恩院を目指した。降りた場所から

 

どこが知恩院かわからなかったが、MAPで来た道を少し戻って信号を

 

渡ると知恩院への道が続いた。

 

愕然としたのが、その階段の多さと段差の大きさだ。正面からはかなり

 

きつく、登り切った時には息を切らした。さらに奥に登る場所があって

 

完全に体力を消耗した。お参りを終え土産屋でお茶を買った。

 

親父殿の所望したものだ。

 

本来この後の予定は206号バスで一気に金閣寺へ向かうはずだった。

 

だが、行きに乗ってきたバス停と帰り方向のバス停のどちらに

 

乗るべきか迷い、帰りのバス停に乗ったらそのまま駅に戻ってしまった。

 

予定が昨日から狂っているので、駅近くで観光を済まそうと思い始めた。

 

駅からシンボルである京都タワーに向かって中に入ったが、とりわけ

 

珍しいものがなかったので、東本願寺へ歩いた。

 

ここは想像していた以上に凄かった。入口の門は今ではお目に

 

掛かれない日本古来の霊柩車のような金で装飾されており、ご本尊の

 

本堂は、岩手の金色堂の3個分の広さがあって金で装飾されていた。

 

渡り廊下を通って隣の建物に向かうと歴代の和尚さん(聖人)の

 

像と掛け軸に描かれた肖像画が祭られていた。

 

こちらは金で装飾されている割合はご本尊様ほどではない。

 

その後、昼飯を駅から離れた裏通りで探し、駅に戻ろうかと思ったが

 

嫁さんの推薦でもう一つ寺を参拝することにした。それが清水寺。

 

行き方は先ほどの206号バスで五条坂でおり、ひたすら坂道を歩く。

 

やっと着いたと思ったら今度は怒涛の石段を駆け上りお寺へと赴く。

 

遥か30年前に修学旅行できたであろう景色が全く残っていなかった。

 

だが、そんな記憶も清水の舞台から〇〇という有名な場所を見て

 

思い出した。それ以外は、横浜の中華街にある神社の朱色の建物と

 

似た造りをしているなあと思った。明らかに東本願寺や知恩院とは

 

造り方が違う気がする。

 

そしてあとはゆっくり帰るはずだったが、207号というバスに

 

乗ってしまい、一番最初に行こうとして行けなかった東寺へ

 

向かってしまうバスだった。206号と同じルートで降りたつもりが

 

行き過ぎて、京都駅を目指して歩くことにした。ナビを頼りに歩くと

 

あの京都タワーが見え無事到着できた。

 

あまりの日差しと合計2万2千歩以上歩いてぐったりして、すぐに

 

新幹線ホームへ向かって休んだ(笑)水分補給はその都度していたが

 

回復には至らなかったので、はちみつレモンジュースを買って

 

体を潤した。塩入ですぐに回復した。新幹線で東京へ向かう時、

 

たまたま見ていた5CHの記事で昨日の名古屋の状況が暴露されていた。

 

名古屋駅も新幹線が止まっており、外から改札へ向かうことも

 

出来ない人が溢れたそうだ。そんな中、一人の年輩の男がキレて駅の

 

非常ボタンを押して更に混乱が発生したそうだ。

 

その為に名古屋駅は大パニックで、新幹線も入場できなくなったようだ。

 

その後1時間近く遅れて、混乱状態のまま新幹線が入場できるように

 

なったそうだ。この一時間が命取りとなっておいらの予定も狂った。

 

台風の影響で混乱したのは自然の力だが、その後順次復旧をさせて

 

いたのにヤケを起こして更に状況を悪化させたこの男は人災だ。

 

まあこの人が暴れたのも何か新幹線で最悪な事故が起きるのを防ぐ

 

きっかけになっていたのかもしれないので仕方ない。

 

ただ、こういう短気な年配の男が多くいてニュースになっている

 

ようで文句だけは言いたい。

 

 

おいらの旅行が最低限楽しくなるように陰から手助けしてくれた

 

嫁さんには感謝でいっぱいだ。おいらもそうできるように知識を

 

もっと入れようと思う。