数年前にディズニーだったかのアニメ映画「リメンバーミー」とか

 

多くのアニメで名前を奪われると存在が消えるというワードがあった。

 

名前には本名と仮の名前がって、本名を奪われるとすべて奪われると

 

いった内容が凄く驚いた。

 

本名は絶対人に教えてはいけないとかいうが、ここでいう本名は

 

氏名ではなく、何か呪文のような隠した名前がそれぞれにある的な感じ。

 

そして、インターネットでも今は本名を出すこともあるが、昔は

 

掲示板とかに書き込むときも一旦仮の名前を作成してから書き込まないと

 

全世界に個人情報が駄々洩れになると危険視されていた。

 

そして、リアル世界では核家族が増えて自分がどういったご先祖様から

 

引き継がれたか分からない人が多いと思う。テレビでも有名人の先祖を

 

辿っていく番組があるが、一人一人に歴史がある。

 

これまで、墓参りとか神社詣でなどの個人ではなく、家、もしくは神様の

 

どんな歴史があるかを考えたことはあるが、自分の直のご先祖様という

 

ものは口伝でしか残っていない。

 

おいらのご先祖様もこういう交流があってこうなったという漠然とした

 

流れは聞いて覚えているが、故人の名前は自分を中心としたらお爺さん、

 

おばあさんまでしか知らないだろう。

 

今回、よく親父殿が知恩院に自分の父と母の歯の骨をおさめに行くという

 

習慣を聞いてはいるがなぜそんなことをするのか、その理由を調べても

 

出てこなかった。

 

まず、父の父と母の名前を聞くことから始めた。覚えているようだ。

 

ところが父のお爺さんの名前は覚えているが、おばあさんの名前がわから

 

ないという。ここで今の所おばあさんの名前が失われてしまった。

 

そして、母にお父さんとお母さんの名前を聞いた。勿論覚えている。

 

ところがお爺さんとおばあさんの名前がわからないという。これで、

 

母方のおじいさんとおばあさんの名前が失われた。

 

リメンバーミーでいうところの2度死ぬというのは、この自分を知って

 

いる人が居なくなることで消えてしまうという事なのだろう。

 

おいらが死ねば、子供は爺様とばあ様の名前までは憶えているかも

 

しれないが、爺様の爺様と親父さん、お袋さんの名前が消えるだろう。

 

だから覚えている間は、名前を常に書きだして仏様を拝むとき、

 

名前を呼んで線香を上げようと思う。

 

若い時って自分と直接かかわらない人の名前って知ろうと思わないしね。

 

家系図があるお家ってすごいよね。でも意図的に消された名前もある

 

だろうし。今更だけど、名前って大切だよね。