10年前の今日、飼っていた黒柴のマオが9歳で亡くなった。
後一ヶ月で10歳になるところだったが、柴犬特有の病気
大腸の病気で何も食べられず、水を飲むのも痛い病気だった
そうだ。通常、もう駄目だとわかっていたら余生を静かに
過ごさせるようにある程度の病院で済ますのだが、もしかしてと
思って別の病院で診てもらった。結局注射とか入院とか
ワンコにとっては辛い事ばかりだったが、治ることなく夕方に
息を引き取った。
毎日おやつをあげたり、先代のワンコよりもおいしい餌をあげて
いたから長生きすると思っていたが、おやつなんかの悪い物質が
影響したんじゃないかと思っている。チーズのお菓子なんか好きで
特定のメーカーの物をあげていたが、それが良くなかったと思う。
回収とか発表されていたが、すでにたくさん食べ終わっている。
このおやつの品質に関しては今のワンコにはかなり気を遣って
鶏肉が入っているものはアレルギー反応するので与えないように
している。人柱のようにマオにしてあげてダメだったところは
止めて、マオにしてあげられなかったことは今のワンコにしてあげた。
柴犬は飼い主以外に懐かないという典型的な性格で、散歩中に
真っ黒だったこともあって怖がられるが、怪しい人を見るとどんなに
繕った笑顔でも唸って警戒していた。オスワンコに人気で
必ず近寄って挨拶しようとしたがガウッと一括して怯ませた。
この頃に今まで縁のなかったワンコ友達がどんどん出来上がって
ワンコの集まりが一軒の家の前で出来上がった。
その集まりを今のワンコが受け継いだが、周りはほとんど年上のワンコで
今ではほとんどのワンコが旅立ってしまった。ワンコの集まる家の主も
数年前に亡くなられてワンコ友達は消滅してしまった。今のワンコは
犬も人も大好きな性格なのでそこで可愛がられていた事が楽しかった
ようで、集まりが無くなってさみしそうにしている。
マオは動物霊園の多くの動物が眠る塚に安置された。火葬した骨だけだが。
その慰霊の塚を毎年お参りに行っている。最初の3年は他の動物と一緒の
塔婆に名前を書かれて供養されるが、その後はその塔婆も無くなる。
今は形のない慰霊塚だけを拝んでいるが、先代のワンコトムと一緒に
眠っている。因みに先代ワンコのトムも4月15日に亡くなっているので
この4月の初めはまとめてワンコに祈りをささげている。
トムが亡くなってさみしくて耐えられなくなってマオを迎え、マオが
亡くなってさみしくて今のワンコが迎えられた。ワンコレスは一ヶ月しか
耐えられなかった。勿論、可愛いだけでなくちゃんと世話もしているし
ワクチンも打っている。ただ、心の空洞はワンコなしでは埋められない。
今のワンコも10歳になりいつ居なくなるかわからないが、次はもう少し
小さいワンコにしないと体がもたない気がする。散歩を毎日行くのは
自分の健康を守るためにも必要だが、車を見て吠え掛かるのをやめさせ
ようとして10年経った今も全く直らないのでそういうものだととらえて
いるが、次のワンコがもしそうだったら体がもたないのでもっと力が
ない小型犬にしないと最後まで面倒を見れなくなると大変だと思う。
ココロと体に合わせたワンコを迎えるのが我が家の流儀。