1989年から暫くはバブルで景気が良く、物価も上がり

 

一万円札をトイレットペーパー代わりにするという話を

 

実しやかにする時代だった。銀行に1億円預金すれば

 

その利子だけで一生食えると言われたくらいものすごい

 

時代だった。田舎の資産家が都会にマンションを買えば

 

いずれ値上がりして転売できるとか、夢のような話が

 

いっぱい転がっていた。

 

 

ところが景気が良かったのは数年でその後はどんどん

 

悪化していく。派手に暮らした人ほど大きなダメージを

 

追っていたようだ。おいらは学生から社会人になった

 

ばかりでとてもそんな次元で生活できなかったので

 

全くダメージはなかった。それよりも都会の物価は高く

 

田舎で暮らしたほうが、少ない給料でも存分に使えると

 

いった格差まで出ていた。

 

給料は都会より低かったのでもらう金額が少ないが

 

物価が低い故の暮らし方があった。だから高い家賃を

 

払うより大きく数多い部屋を借りられる田舎の方が

 

生活しやすかった。車を買った後の駐車代も数千円で済むが

 

昔でも都会は2,3万はした。

 

ところが今は、物価も上がったが給料は上がらず、

 

田舎であっても快適な生活が難しくなってきた時代だ。

 

それに昔は男女で若干の給料に差があったらしく、

 

男が女性におごるのは当然と言う風習も身に付いた。

 

今なんて男女平等と言いつつ、男が女性から飲み食いした分を

 

折半とかおごらないとすごいケチ呼ばれされているようで

 

かわいそう。おいらと嫁さんはどんな時も折半でお互いを

 

尊重してきたのでこういう問題はないが、平等という言葉が

 

男らしさとか女らしさとかいう昔からの相手を敬う気持ちを

 

おろそかにしている気がする。

 

物価の上昇は日用品だけでなく、ちょっと値の張る車などにも

 

大きく影響しどんどん買いづらくなっている。マイナーチェンジで

 

ほとんど中身が変わっていないのに値段が上がって厳しい。

 

今まで日本は古いものを大事にする文化を持っていながら

 

政府は古い車には燃費が悪い、空気を汚すと言ってどんどん

 

税金を釣り上げた。だからすぐに新しいものに買い替えないと

 

税金がどんどん高くなって維持できない者も出て来る。

 

物価が上がって新品が買えないので中古に皆群がるが、

 

元々新品が当たり前の生活になった文化に修理して使う

 

文化が消えた。これから物価がどうなるかわからないが、

 

古いものをもっと活用する事を必然とするなら古いものへの

 

高額な税金をかけるのをやめて欲しい。

 

部品交換で永く使える物が日本製には良く出来ているから

 

修理屋さんが仕事として復活できるように生活の基準を

 

元から変えてもらいたい。

 

米も減反した分を昔の水準に戻るように下支えして欲しいね。

 

食料が不足しそうなこの時代、昔からのもったいない精神を

 

復活させて乗り越えていきたいね。