JB23といえば、スズキの前の型のジムニーだが、

 

ジムニーには伝統の機能がたくさん受け継がれている。

 

構造にラダーフレームと言うボディーとフレームを2つに

 

分けて設計されている。今の車のほとんどがモノコックと

 

呼ばれるボディーが主流で貝殻のように全体をフレームが

 

覆う形状で出来ている。対するラダーフレームはハシゴのような

 

フレームにエンジンやタイヤのような駆動系を乗せその上に

 

ボディを乗せている構造の様だ。

 

多くのジムニー乗りはあらゆる道を走破するために、ボディは

 

使い捨てとして考え、転んで壊れた時はボディを交換する感覚で

 

操っている。それほど構造が比較的簡単なようだ。

 

モノコックボディーは事故に遭っても相手を傷付けず、自らを

 

壊すことで人命を守ることを優先して作られている。

 

ジムニーがラダーフレームを採用する事で、多くの荒れた道を

 

走り回りたい人は手頃な値段で買っている。JB23までは

 

現在の安全基準を求められていなかったので割と買い易い

 

金額だったが、最近は安全基準が上がってそれに伴う装備を

 

取り付けなければいけないので必然的に値段が上がっている。

 

とはいえ、普通車よりも買い易い値段が設定されていて

 

グレードによって150万円位の本体価格も存在する。

 

車の歴史は最低限付ける装備と言うのがどんどんレベルが

 

上がって、昔はパワステ、パワーウインドウも別売りだった。

 

そしてエアコンも別売りで、オートエアコンとマニュアル

 

エアコンの2つも存在する。この日本においてデジタル家電が

 

物凄く安く買えるのに、オートエアコンとマニュアルエアコンで

 

そんなに金額が変わるのもおかしいと思うが、とにかくオートが

 

少し高い。そうした車の微々たる装備が標準になって

 

車はどんどん進化した。行きつくところがEVになるなんて

 

思いもしなかったが、まだまだ高額で機能も安定していない。

 

そんな中でエンジン車が再び注目され、ハイブリッドでない

 

純粋のエンジン仕様の車が輝きだした。

 

おいらも燃費を追い求めてEパワーまでたどり着いたが、再び

 

エンジン車を買った。燃費の向上はもはや限界点まで作り上げられ

 

この先も大きな進化はないと言われている。でもエンジンと言う

 

内燃機関をここまで成長させるのに半世紀掛かった。

 

それを無いものに戻すのももったいない。おいらの知らなかった

 

10万キロの先のエンジン使用を見てみたい。おいらが新車から

 

最高走らせた車で7年半で7万キロちょい。エンジンはホンダ

 

エンジンでまだまだ元気だったがボディがボロボロ感が出て

 

新車を買ったのが一番乗った車だ。

 

そして10万5千キロから再出発したJB23ジムニーを相棒に

 

20万キロの旅に挑戦。

 

温かくなったこの季節に少しだけ寒さを感じたのでシートヒーターを

 

使ってみたが、体が直に温まる感じで最高だった。