今日は春分の日でお墓参りに出かけた。
子供は会社で親父が留守番だったので、嫁さんと二人で
ジムニーに乗って出かけた。お寺の入り口は木の狭い門で
普通の車で通ると結構ギリギリ感。ジムニーだと軽なので
かなり余裕があって通れることが不思議。
いつも知らない人が我が家の墓前の通路に車を停めているが
今日は居なかったのでおいらが停めた。その幅も結構余裕があった。
やはり墓参りには軽自動車が最も最適だ。
天気が良かったので外の墓二つに花を供えてお参りし、
親戚のお墓もお参りした。我が家の墓が二つなのは親父殿が
次男なので本家のお墓と別に墓を造った。本家は親父殿の生まれた
親が眠っているので必ずお参りする。そしてもう一つの親父殿が
建てた墓は、元々本家より更に古い宗家の墓で、直系が途絶えたので
親父殿が墓守を受けた。大昔の誰かわからない名前の墓石を
全て砕いて新しくその上に墓を築き、墓石の破片を全てその中に
収めた。元々は本家より更に古い家柄だったのが、最後の人が
太平洋戦争で帰ってこなくて途絶えたという事。宗家から見たら
分家の親父殿の本家が一族が皆元気なので本家の墓のみを
守っている。
宗家の墓が今は分家の墓という立ち位置になっているが、歴史が古く
800年前には武士だった人もいるし、大工だった人もいるらしい。
お寺の中にお位牌所と言うのがあって自分の家とは別に仏壇を置いて
お寺さんに定期的にお経を読んでもらっていると思う。
そのお位牌所が3か所あってこれも謂れがある。
一つは本家のお位牌所。もう一つは宗家のお位牌所。そしてもう一つは
長裃姿のおじいさんの像で、その昔このお寺を建てた宮大工の人で
大きく貢献したことによって像を寄贈され、それを我が一族で
お参りしているという事だ。
口伝によって伝え聞いているので詳しいことを知っている人が
ほとんどいなくてどんどん情報が抜け落ちていっている状態だ。
おいらも子供の頃からこの3つのお位牌所をお参りしているが
子供の頃の記憶と現在の理解度で矛盾している点もあるため
詳しくはわからない。
でも毎年お彼岸などで3回お寺をお参りすると、今年も無事に
生活できたことを喜び、また来年も更に続けられるといいなと思う。